編集後記
○ どうも行けません。昨年の九月以降、ニュースから流れてくるのは景気の悪い話ばかり、政治も三流じゃ、こちらの気分も落ち込んでくる。早く落ちるところまで落ちろと思うこの頃です。
こちらは、こういうことにには慣れています。万年氷河期を生きてきた原始人ですから。今回もどうやって笑い飛ばしてやりましょうか。
○ 今回は、年末に死んだ「詩人・ナナオ」の追悼文。
うれしいことに、ブラジルの田中トシ君から原稿が届きました。メールアドレス(下)を入れておきましたので、知り合いの方はメールしてあげてください。喜ぶと思います。もちろん携帯メールでもOKです。 toshi mail : casadovento@hotmail.com
○ 竹島麻梨子、澤村浩行、田中トシの各氏と、武藤の原稿で作りました。
○ 次回は、五月半ばに出します。 3/12 まもる 拝
背景写真「かつら」・題字 / 解説
春です。桜や菜の花の季節ですか、それらは何度か使いましたので今回は「桂」です。二年前に桜を見に行った、高尾にある国立科学園で撮ったものです。名前は知っていますが僕はあまり詳しく知りませんでした。
題字に使ったのは「大犬のふぐり」だ思ったのですが、写真の記録を見ると、国立昭和公園の園芸種で名前は分からない。(M)
桂(かつら)科。
・学名 Cercidiphyllum japonicum
・日本原産。
・山地の渓流沿いなど水辺を好む。
・高さは30mぐらいになる。
・葉は丸くハート形で、よく目立つ。秋、黄葉すると、とても華やかになる。
・材は建築、家具などにいろいろ利用される。京都の葵祭(あおいまつり)でも使われる。
・「香りが出る=香出(かづ)」から次第に「かつら」になったといわれる。
・黄葉もみぢする 時になるらし
月人つきひとの 楓かつらの枝の
色づく見れば (万葉集)
「大犬のふぐり」は一番下の写真。( → )
「ふぐり」とは睾丸の意味。でも、実際の花は一センチにも満たない、きれいな小さなブルー。どこでも見られ、早春の妖精のようにかわいらしい花です。
Swallows' love
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