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pさほ姫の 御目の上の こぶし哉     一茶p


p 白き小鳥 群がるごとく こぶし咲く   作者不明p


p♪ 白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘p
              p北国のああ北国の春 ♪p
               p「北国の春」p


   p─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ p


     p花言葉 : 友情、友愛p








 壇ノ浦で敗れ、山奥に逃れた平家の落人たちが、早春のある朝、目を覚ますと、なんとまわりの山々に無数の源氏(追手)の白旗がはためいていたのです。これを見て落人たちは、もはやこれまでと自刃して果てました。しかし、源氏の白旗に見えたのは、実はコブシの花だったというのです。 ( 熊本に残る 平家の落人の悲しい伝説 )






 辛夷と白木蓮の見分け方
 辛夷は花弁は6枚だが、白木蓮は外側の3枚のがく片が色も形も白い花弁そっくりになっているので、花びらが9枚のように見える。





 こぶし (やまあららぎ、こぶしはじかみ)     
        Magnolia Kobus DC.       〔もくれん科〕

  各地の山地の林中、あるいは時に原野のはしなどに見られる落葉高木。高さは8m内外にもなり、幹は直立し、多く分枝し、小枝は緑色で、折ると香気がある。はは互生し、広倒卵形で基部はせばまり、あるいは広いくさび形で、先端は凸頭、下面は淡白緑色を帯ぴ、長さは10cm内外、わか葉は有毛である。托葉は膜質で長形、早落性である。春、新葉が出るよりも早く開花し、枝の上に咲き満ちる。花は白色大形で、小枝の先に1個着き、香気がある。がく片は3個、皮針形、外面に軟毛が密生する。花弁は6個、へら状倒卵形、長さ6cmほど。おしべ、めしべとも多数で互生列、花がすむと袋果をつけている花托は5cmくらいにのび、いびつな長楕円形となり多少湾曲する。10月頃、袋果が開裂すると赤色の種子が白糸によって垂れ下がる。
〔日本名〕 拳の意味で、つぼみの形にもとずいたものである。実をかむと辛味があるので昔はこれをヤマアララギまたはコブシハジカミといった。ヤマアララギは山にはえて辛味があるから言ったものだろうし、コブシハジカミのハジカミはサンショウの事で、サンショウのように辛味があるという意味である。
〔漢名〕 辛夷は誤用で本来はモクレンのことである。
                       -牧野植物図鑑-





辛夷の種






  春先の花でこの花を忘れていました。三月この花の開化を桜の開花と同じぐらい待ちわびています。遠くの山でもすぐ目に付きます。この花を発見すればもう、春が来たと思えるからです。今回調べて、園芸種の白木蓮との違いかやっと判った。
 また、辛夷の歌が少ないのに驚いた。インターネットを探しまくりやっと一茶の歌を見つけた。(M)



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