


く ぬ ぎ Quercus acutissima Carruth. [ぶな科] |
山林に多い落葉高木で、普通植林されている。幹は直立してそびえ、枝は多く、葉は繁り、大きなものでは高さ17m。直径60cmぐらいになり、樹皮に深い裂け目があり、新しい枝には軟毛が密生している。葉は互生で、葉柄があり、長楕円形、長楕円状皮針形、あるいは広皮針形で、先端は鋭尖形、基部は鈍形で左右不同、葉のふちには先が針状にとがったきょ歯があり、側脈は明瞭で葉の長さは5~15cm、幅2~4cmぐらい。初めは軟毛が密生しているが、のちにはほとんど平滑となる。葉の形がクリと非常に似ているが、きょ歯の先端に葉緑体がないので区別出来る。 雌雄同株、開花は5月頃。おばなの尾状花穂は新枝の基部から出て、多数の黄褐色の小さな花をつけてたれ下がり、めばなの花穂は新枝の上部の葉腋につき短かくて1~3個のめばながつく。おばなはがく片が深く5裂し、数個のおしべがある。めばなに総包につつまれ3個の花柱がある。堅果は大形でほぼ球形、径2cmぐらい.翌年の秋に成熟して褐色となる。俗にこれをドングリと呼ぶ。殻斗は大形でわん形、線形の長い鱗片が密生している。この木から良質の木炭をつくり、池田炭またはサクラ炭という。
〔日本名〕クヌギは国木の意味であるという. 古名はシルバミ。〔漢名〕櫟 -牧野植物図鑑- |
