

や つ で Fatsia japonica Decne. et Planch. 〔うこぎ料〕 |
南関東以南の暖地の海に近い山や林の中にはえ、また普通人家に植えられる常緑低木、高さ2.5m 内外、茎は多くの場合数本集ってはえ、単一あるいはまばらに分枝し、ずいは白色で大きい。葉は互生し、長い葉柄によって茎の先端部に集ってつき、四方に開く。濃い緑色で厚く、毛はなく、掌状に7~9 深裂し、裂片は卵状楕円形で尖り、きょ歯がある。若い葉は茶褐色の綿毛におおわれる。秋の終り頃、こずえの葉心に大形の円錐花序を出し、初めは白い包葉に包まれるが、包葉はすぐ脱落する。中軸および花柄は白色、花柄の先に白い花の球状の散形花序を多数につけ、雌雄異花 5個の花弁、5本の雄しべ、下位子があり、花柱は5本で細く、その基部に花盤がある。果実は球形、翌年の初夏に熟して黒くなる。
〔日本名〕八つ手でただ何となくその分裂葉を眺めてつけた名であって、手形に多く切れ込むので数多いことを8で表現したもの。[漢名] 習慣的に八角金盤。 -牧野植物図鑑- |