思い出すまま - 203 /  prev top next

 プーチン政権
 ロシアは古く貧しい国
 
 なぜプーチンが支持されるのか。それはロシアが古い体質の社会だかです。ツアーの支配した農奴制の社会体質を今でもひきづっているからです。
 この国で社会主義革命が起こった事は、マルクス、エンゲルスにとり悲劇だったのです。彼らは資本主義の発達したイギリスから社会主義に変わるだろうと予想していたのです。もしそうなっていたら、スターリンの国家社会主義は存在していたなかったのです。イギリスが最初の社会主意国であったら、自覚した市民による社会主義であり、全体主義国際ではなったのです。
 マルクス、エンゲルスの擁護をすれば、社会の底辺を見続けてきた学者です。権力の中に潜む悪魔まで思いをはせることは、無理な話です。理想主義者だからプロレタリアアート独裁と安易に叫んだのです。それをスターリンや毛沢東は最大限利用したのです。
 
 ロシアは貧乏国です。権力には反対しないという、農奴制が今でも生きているのです。それがプーチンを支えているのです。
 情報統制が徹底している。事もあり、庶民は政治には無関心。だから軍の士気が上がらないことになるのです。プーチンが国家の危機と叫んでも、兵士は言われた事をやるだけ。ロシア軍が弱いのは、末端の兵士の意識が農奴時代から進歩していないからです。
 一部の資本家が国の富を独占してが故に、庶民は貧乏です。これもロシア軍の弱さの理由の一つです。プーチンはこういったロシア社会の立ち遅れまで、見てこなかった。だから彼は凡庸な独裁者だのです。
 
 それと対照的なのがウクライナです。民主主義は自覚した市民が支える政治体制です。いつもはバラバラで自由に好き勝手なことを言っています。いざ問題が起こると自分の責任で行動します。昨年の今頃、火炎瓶や肩掛け用の小型武器を自分の車に積んで、ロシアの戦車に攻撃をしていました。命令されたから動いていたわけではありません。自分でロシア軍の進行を止めなければならないと判断したからです。
 命令されなければ動かない兵士と、自らが率先して戦う兵士との間には、三倍四倍の違いが生まれます。これがロシア軍の弱さであり、ウクライナの強さです。
 
 ウクライナは民主化が始まったと言っても一部の人しか動いていませんでした。大方は宗教も同じ、ルーツも同じのロシアと戦いたくはないのが本音です。出来たら上手く、仲良くやりたいと言うことです。ロシア軍に自分の町が蹂躙されるのを見たら、これは戦うしかないと考えが変わってしまったのです。プーチンの安易な判断が、民主主義を推し進めることになったのです。プーチンは最も理解しやすい人々を、西側に追いやったのです。
 
 戦争の「正義」について
 世界は未だに戦争をしています。大戦争は少なくなりましたが、中程度戦争は、十年一度は起こっています。
 大規模な軍事行動には、正当性「正義」が問われる。その良し悪しは世界にとり大きな問題です。去年からプーチンの始めたウクライナ戦争には、そのヒントとなる戦争があったのです。プッシュジュニアの始めた、イラク戦争でです。「大量破壊兵器の製造の中止」が戦争戦争の正当性だったのですが、それは見つからなかったわけです。これに対してアメリカ政府は公式な謝罪していません。この正当性の軽薄さ故、世界はその後大きな代償を払うことになったのです。
 
 フセイン政権の崩壊で権力バランスが崩れ、テロ組織、イスラム国が生まれ、世界の各地でテロが増えることになり、局部戦争が増え、人権が蹂躙されることになります。彼等を崩壊させるために、大きく時間と労力をかけることになったのです。アメリカの責任は大きいのです。結果的にそれはアメリカの指導力への疑問という形で、アメリカに帰ってくるのです。
 
 間違った正義は、後々多大な問題を後々まで引きずるのです。プーチンは大国なら、少々正当性に問題があったても、乗り越えられると、間違ったメッセージをここに学んだのです。力でゼレンスキー政権を倒せば、どうにでもなるという短絡的な教訓です。
 戦争は避けられません。しかし戦争する前に、その正当性についての吟味は非常に大切なのです。世界の秩序に必要なものなのか、そうでないものかの議論です。
 
 ウクライナ戦争のプーチンの間違った正義は、ロシア周辺国のロシアからの離反という、大きな代償をロシアに支払わせる事になったのです。
 
 
 中国 ─ 巨大な養豚場国家! 嘘で塗り固めた、虚勢国家! 
 中国のしゅう落は早いかも知れない。巨大な養豚場個と名付けたのは僕です。個人情報は政府が管理して正しく養豚場化しています。管理される国民と管理する役人の二つしかいない国家です。
 また、役人は皆フェイクを仕事にしています。自分、自分達に都合の悪いことは報告しません。中央政府が喜ぶ事しか報告しないのです。中国の災害のニュウースなど見ていますと、被害の実態、住民の様子など事実の報道は少なく、いかに地方政府が対策に行動しているかが、ニュースの中心になります。ニュースなのにニュースは少なく報道機関と直結している、地方政府の報道だけです。
 
 インターネットニュースで、中国の人口は10億人で4億人多く発表して来た。と言うニュースがありました。ハッカーが盗んだ内部資料を分析すると、10億人が妥当な数字で、外国からの投資を得るために、人口を水増しし続けて来たと言う事なのです。
 中国政府の出すGDPは何割か水増し数字になっているのでは無いでしょうか。もうデフレ経済に入っているのかも知れません。
 
 習近平政権は、民営企業は弾圧して、国営企業を優遇して来ました。国営企業は新たなものを作り出す能力がありません。中国は技術力の停滞が今後予想されます。
 4億人も水増ししていたら、習近平の掲げた二重経済の一方国内経済の成長は望めません、対外経済も技術の停滞で大きな伸びは期待できません。急速に中国は沈下する可能性があります。マイナス成長、デフレ経済です。
 
 
 韓国人の訪日復活
 政権が変わり日韓関係の修復が鮮明になると、あれほど激しかった反日運動は下火となり、コロナが治ったこともあり、訪日の観光客が復活しています。素晴らしく良い事です。
 
 反日のイデオロギーは作られたものです。事実とはかけ離れています。しかし根深いものを含んでいますが、観光であれ日本を知れば知るほど、その溝は埋まってゆくものと思われます。
 
 日本の町々は綺麗ですし、人々は誰に対して親切です。軍国時代だからと言って、基本的な性格まで変わっていたわけではありません。生真面目だから、キツく当たることも有ったでしょうが、基本的には優しい国民です。
そう言ったものが分かれば、反日イデオロギーの過激な所はおかしいと気づくはずです。
 隣りの国といっても随分と違います。似ているところもあれば、違う事もたくさんあります。それを勝った負けたと、競いあっても意味がないのです。自分の国や社会の良さを伸ばし、短所は改めてゆくほかないのです。一緒やるのがお互いの国とり大きいことは確かです。
 
 観光業に限らず、誇大宣伝、ぼったくりは厳禁です。だまされたと思われたら、次は来ません。リピーターを得ることは、誠実さへの報酬です。
 
え・ちえ
 コロナ規制解除、万歳 !
 お花見祭りも元に戻って、ホッとしています。外国人観光客も押し寄せてくるようになり、これも嬉しい事です。
日本も世界に誇れる豊かな国になったのかなと思います。バブルが崩壊して二十年、景気は悪くなりましたが、日本人が心を取り戻した二十年だと思っています。
 街が綺麗である。野山にゴミを捨てない。老人や子供に優しい。アニメをはじめ豊かな文化がある。良い国になったと思っています。是非たくさんの外国人がやって来て、日本を楽しんでほしいですね。
 

思い出すまま - 203 /  prev top next