思い出すまま - 202 /  prev top next

 日本の「お持てなし」はナルシズム?
 インターネットニュースを読んでいったら、面白い記事を見つけた。日本人の外国人を受け入れる姿勢「お持てなし」はナルシズムである。とその記者は述べている。
 日本に来る外国観光客のほとんどは、日本文化に関心持っているわけではない。一時的な気分転換やショッピングで日本に来ているだけで、ご接待されても意味が通じず、日本人の自己満足である。と主張していた。なる程と思った。
 日本人同士なら、相手の望むものを想像して、気を聞かして、先回りしても、よく気がつく喜ばれるが、相手が外国人となると勝手が違って来る。宗教や文化が違えば、してはならない事も多い。相手が何を望むか聞くのは大切な事です。
 
 ただそう神経質になる必要はないと思う。外国に行ったら、こちらの都合は相手に分からないと言うのが、当然な事です。日本に来る外国人も当然そう思っているはずです。細かい所で神経使う必要はない。「歓迎」していると、伝われば、心は通じます。それで十分ですから。
 
 
 韓国、反日について
 韓国「反日フェイク」の病理学 小学館新書 崔碩栄Che Sukyoung著 
という本を読んでいます。日本に対するコンプレックスですね。韓国の反日感情は。嘘はそれを埋め合わせるために作り上げたものです。
 日本も太平洋戦争後、なかなかアメリカに対するコンプレックスが取れなかった。バブル景気で、アメリカの不動産を買い漁り、初めて一息ついた。その後バブル景気がはじけ、やっとアメリカと日本は別の国、別の文化と落ち着いて見ることが出来るようになった。
 韓国の場合も、同じ様な経緯辿るのではないでしょうか。日本支配下の期間が長かったのでその分時間がかかると思うが。個人経済収入の面で日本を抜いたそうです。問題は社会的ソフト面です。日常生活がいかに豊かであるか。そう言ったものが、韓国人に認識されるに従い、反日感情も薄らいでゆくのではないでしょうか。
 
 隣りの国といっても、歴史は違います。文化も生活も別の国です。比較しても意味がないのです。それを上だ下だと同じ線上で優劣争っても、意味がありません。要は朝鮮人として、韓国人として、プライドの持てる文化を作る事です。嘘ではなく「事実」を謙虚に受け入れる事です。多少時間がかかっても、それが最善、最速の解決法です。
 
 国民性が違います。日本人は何事にも慎重で決断には時間がかかります。韓国人は行動してから考えるます。失敗を恐れず行動して間違いと分かったら修正する。どちらが勝るではありません。どちらも一長一短あるのです。
 とは言っても、反日運動の始まりは、李承晩が帰国したら、朝鮮人が日本人化してしまったからです。朝鮮戦争で政治的なプロパガンダが優勢となり、ウソが作られることになります。問題は韓国人としてのプライドをいかに発見してゆくかという事です。これは大変な作業です。
 
 日本は朝鮮半島は中国文化を日本に伝えた国、尊敬の念はあっても見下す差別はありません。差別が生まれたのは経済難民が大量に押し寄せ、スラム街を作ったからです。犯罪の多発などのためです。在日の人の生活が向上すれば、自然と差別は解消しました。
 
 戦前の統治政策は、台湾も朝鮮半島も近代化の促進と大国意識のための同化政策であり、植民地的収奪だけではなかったと思います。日本人だけが利益を得る。半島のインフラ整備をしない。と言った植民地政策ではありません。ユダヤ人問題ではドイツに批判的でしたし、東南アジアの植民地には反対でした。当時の人権問題にも敏感だったと思います。強制的に慰安婦や労働者を集めると言ったことはしていませんね。
 
 極東裁判でアメリカは日本の人権問題を調べています。原爆や民間地の空襲で大量の民間人を殺してしまったアメリカは、後ろめたさがあったのです。日本の人権問題を徹底して調べたのです。敵対した捕虜に対する人権問題などは出てきましたが、民間人への人権問題は出てきませんでした。朝鮮人迫害は、戦後になり、多分に作られた嘘が多いのだと思います。
 
え・ちえ
 恐ろしい国、習近平中国!
 反ゼロコロナデモの全国拡大で、中国政府は一変して、規制の全面解除をしてしまった。こんなことは中国しか出来ません。普通の国なら半年一年かけて、社会的混乱を避けるのてすが、そうしないと言うことは、この国には社会的混乱を無視してもいいという、人権無視の思想が政治の中枢にあると言うことです。
 真相は、デモの高揚ではなさそうです。地方経済の悪化が、政策変更の一番の原因です。しかし、直接的経済の悪化、PCR検査、隔離施設の確保などの財政負担が恐らく一番の原因です。
 
 そこに二月、巨大な風船問題が降って湧いて、中米会談がキャンセルになった。西側との政治的対立を緩和して、経済浮揚に役立て用とした習近平の思惑が外れたわけです。気象用のバルーンではない。恐らく軍事衛星で捉えきれない、地上の映像を補完する目的の、偵察機でしよう。
 
 中国の今後の一番の課題は、コロナではありません。バブルが崩壊した中国経済です。不動産の借金は重く地方経済を何年も圧迫するでしょうし、人工の減少は、国内経済の浮揚は限定的という事ですし、先は明るくありません。そして、一番の問題は習近平の全体主義でしよう。中央に忖度する地方政府。隠蔽体質。習近平の裸の王様化です。地方から上がってくる情報が、正確さを外れるわけです。適切な政治判断ができなくなるということです。
 
 全体主義社会がなぜ恐ろしくいけない社会か言うことは、
 
1 最高指導者の判断が間違った時、修正するのに膨大な浪費がかかると言うこと。
2 指導部の判断が最優先され、それに合わないものは隠蔽される。
3 各機関、各地方政府の役人が、言われたことだけやるロボット化して、各機関の相互の情報交換が手薄になる。
4 公私混同と汚職体質。
 
 などがあげられます。役人は無責任となり、効率が低下します。巨大なロボット社会が隣にあるのです。何を考えているか分からない。国民は養豚場の豚と化しています。恐ろしいことです。
 
 習近平の思惑は、プーチンと同じで、世界のリーダーとしての地位を獲得したい。と言うことですが、それは無理な相談です。今の体制でバブル景気の処理は無理です。一番心配されるのは、その思いを経済ではなく、武力で達成しようとすることです。経済が低迷すれば武力依存が高まってゆくことです。
 
 
 八岐大蛇
 八岐大蛇は、庶民に無理難題を言う悪い神様ではありません。川の神、水の神様で、豊穣を約束してくれる、尊敬されるべき神様です。大きな土木工事の出来なかった弥生人にとり、川の近くの低地は、耕しやすい農地でした。側を流れる川豊かさの象徴だったのです。
 
 時代進み、朝鮮半島から鉄の技術を持つ一団が入植してきました。彼等は鉄器という武器を使い、高台に水路引き、耕作地を広げました。鋤きや鍬は農作業をはかどらせました。
 スサノウオを信仰する人々です。今までヘビを信仰していた人々も、新しい技術に感化されてゆきました。いつしか彼等もスサノウオを信仰するようになりました。
 川の神ベビは、富より水害を起こす、暴れ川という印象の方が強くなっていったのです。
二、三百から五百年ぐらいの時間をかけ、ゆっくりと社会変化をもたらしたもの、神話として結果だけを、表したのです。
 
 後に龍神にもなるベビの神は、弥生人の前身、中国江南地方の神様でした。朝鮮半島経由で日本に渡ってきたのが、弥生人です。スサノウオを信仰する人々は、朝鮮半島で、北(遊牧民)の鉄器の文化を吸収した、後発の弥生人です。スサノウオの八岐大蛇退治は、長い時間の経過の話なのです。
 
 同じことが、強く陽気な神様、スサノウオが、冥界に落とされ事になります。出雲と大和のの覇権争いに負けたからです。高天原神話のスサノウオは大和側から作られたイメージです。元々のスサノウオにはなかったものです。
 ここで、スサノウオは母恋しさに天界で暴れる訳ですが、スサノウオのマザコンぶりは可愛いですね。そして、これは日本の古代社会は、母の存在の偉大だった社会だったのです。更に、大王家の最高神が、アマテラス、女神でなくてはならなかったのも、古代社会は母系社会で、女神でなければ、社会が安定しなかったのです。
 戦前の五日市線の車止め。昭島
市役所の近く、新奥多摩街道に隣接
した五日市線跡地に展示されてます。
 百年前の人が、今に戦争仕掛けたのがウクライナ戦争
 戦争が始まり一年経ちます。ニュースを眺めてウンザリすることばかり。この戦争は百年前の考えの人が、現代に生きる人々に仕掛けた戦争です。兵器は多少新しくなっていますが、軍の組織、戦略戦術は昔のままです。人海戦術という、人を兵器の一部と見た、人権など無視の戦争です。
 
 死亡した兵士や負傷して動けない兵士をを回収もせず、新しい兵士を送ってくるロシア軍。受けて立つウクライナ兵士には不気味な敵です。死んだロシア兵士を踏み越えて先には進めないでしょう。
 
 第二次世界大戦のナチスとの戦いの時も、武器は少なく、肉弾戦法だった。しかし、まだその頃は共産党は若く夢があった。しかし今は命令されたから戦うだけ、夢は果てしなく小さく萎んでいのです。逆にウクライナには夢があります。共産主義から新たな自由への希望が。
 さてどうなりますか、これから。
 

思い出すまま - 202 /  prev top next