思い出すまま - No195 /  prev top next

 
 去年(2021)一番感動したのは、
 パラリンピックですね?? 障害だけでも果敢に戦っている訳で、更にアスリートですからね。感動しないで居られません。そして嬉しかったのは、それらを包み込む人々の優しさ。これが一番気持ちが良かったです。
 
 今年(2022)はコロナ禍からの脱出の年です。みんなで楽しくやること。それが僕らの元気の秘訣です。明るい年にしましょう。
 
 
 日本の古代史は面白い
 ─ 女性の人権運動家は日本古代史を勉強すべし! 
 ─ 男女は同権。女王、巫女は社会の指導者として活躍していたのです。 ─ 
 
 歴史は今まで男により書かれてきた。それは父系社会の常識を、当たり前として、その意味すら考えないことなのです。
 
 東アジア、特に中国は早く父系社会になった。しかし日本は平安時代まで、母系社会が残る国だったのです。その典型が、妻問婚であり、婿取婚なのです。
 日本には文字がありませんでした。漢字の音を頼りに、大和言葉を表現する仮名漢字を使い記録し、これがひらがな、カタカナに進化しますが。日本国内はそれで現実に沿った形の記録になりますが、漢字で記録された中国の歴史書は父系社会の常識で見た日本への認識であり記録なのです。また日本でも、仮名ではなく、意味言葉として漢字を使った記録されたものは、全て疑ってかかる必要があるのです。
 
 例えば、邪馬台国の卑弥呼。日本では(ヤマタイコク)と発音しますが。当時の音だけで表記したすれば(ヤマト)です。この意味する事は、邪馬台国は大和政権ともっと近い、同じ政権である可能性が高いという事です。漢字ではひ「卑」という蔑視の意味を持つ漢字を使っていますが、音だけ読めば、ヒミコ、日の巫女です。太陽神に使える聖職者という意味です。
 
 結婚に関して、「王が娶る」という記録があったとします。後宮に王が妃を何人も住まわせる。というのが、漢字の持つ常識です。しかし古代の日本ではそうはならない。妃は王同じ家には住まず、自分の宮殿、家を所有しているのです。そこに王は通った。という意味です。そういう妃が何にもいた。ということです。更に妃の方でも、王だけが通ってくるわけではありません。他の男性も通ってくるのです。恋愛に関してはすこぶる自由なのです。男女はほぼ平等だったのです。
 
 戦前に、源氏物語の研究から、高村逸枝は、妻問婚を提起して、古代の女性地位について問題を投げかけて以来、古代史少しずつ書き直されてきました。如何にさん、今でも女性の歴史家が少ないので、中々研究が進まないのです。
 
 今回、図書館で見つけた本を載せました。飛鳥奈良時代の女帝は、豪族に推され、政治家として第一人者だったのです。聖徳太子や中大兄皇子女帝のお手伝いしていただけなのです。後世男系天皇が一般化したが故に、女帝の功績を書き換えられてしまったのです。
 この本は少ない女性の歴史家の本です。十年経ったら、日本の古代史の常識は変わるのです。
 
 
 日本の保守化
 秋の選挙で保守系の政党は伸びたが、革新系は議席を減らした。僕はある程度仕方がないと思っています。それは中国の無言の圧力が、それに対抗している政策を掲げる政党に有利に働いているからです。
 韓国の左派政権は反日運動を展開しています。しかし、日本の政治を動かすほどの力はありません。民主主義の国ですから、過激な反日の反対にそれに反対する人々も多く、行き過ぎはいずれ是正されるものと思われます。日本人はそう思っているし、特に若者は、韓国の若者も政治的なものより、生まれてくる文化的なものに興味を感じていて、対立はありません。
 
 問題は中国です。全体主義的傾向が強くなり、政治、経済、軍事と、巨大な化け物と化しているからです。日本だけで太刀打ち出来る国ではありません。自由主義国が団結しなければ対抗出来ない国です。
そんなる自ずと身構えざるを得ません。恐らく日本の政治的保守化は、中国の圧力から生まれているの部分が大きいでしょう。端的それが現れているのは憲法論議です。平和を維持するのに、憲法改正も視野入れるべきという人が増えています。
 
 中国は、巨大な人口を抱え、歴史や文化の違う多くの民族を抱え、共産党の画一した価値観、それも一部の派閥が独占すること自体が、歪な政治体制です。 豊かになった人々は自由を求めるものです。若者は日本も韓国も中国も変わりありません。また経済では豊かになった担ったが、社会のソフト面では旧態依然の古い社会です。格差の拡大、男尊女卑の社会。老人医療、失業対策などの遅れを、IT全体主義という新たな政治的手法使った、強引な政治です。いずれ崩壊に向かうのが自然の流れです。
 
 だから日本としては、政治的に批判することを鮮明にることが大切です。経済的にもTPPの自由と透明性といった、質の高い経済政策の堅持です。
 
 中国に関して、そのニ
 高齢化が進む中国で、介護や葬式に関する日本のビデオや映画が大人気ということです。介護の現場を記録した日本のビデオが、介護のバイブルとして、専門家の教科書になっているという。「寄り添って介護する」という概念です。個人の病状に沿った介護をする。日本では当たり前のことが、まだできていないからです。
 
 また、「送り人」という映画今でも大人気だそうです。死んでゆくものへの手当が全くできていないからです。「死」怖いも、恐るものであり、出来るだけ避けるべきもの。葬儀屋さんは嫌われて、結婚も出来ない。家族の末期、病名を本人に伝えない。死に向き合う姿勢を根本的変えたのが、「送り人」という映画です。
 そんな現場の細かいことを、共産党のエリート達にはわかるはずがありませんね。彼等は人間ではありません。AIと同レベルのロボットですかね。庶民を見ていない、党中央だけ見ていますからね。
 
 中国、習近平派の大誤算
 12/1、女子テニス協会(WTA)のスティーブ・サイモン最高経営責任者は「香港を含む中国で開催されるすべてのWTA大会を直ちに中止する」と発表した。中国の彭帥(Peng Shuai、35)と張高麗(Zhang Gaoli)前副首相(75)の不倫問題がWTAの基準にあっていないからです。
 張高麗は江沢民派の重鎮。中国の高官の不倫などは当たり前、しかしそれが表に出ることはまずない。表に出るということは、政治的派閥抗争があるということです。彭帥がほんの二十分SNSに告発することは、習近平派からの安全保障があってのことです。彼女の本当の意志は分からない。習近平派のいいなりにならざるを得なかったのかも知れない。当初の目論見とは違い、中国国内の問題に止まらず、世界中の関心をひいてしまった。
 そこで中国政府は火消し躍起となりIOCのバッハ会長まで持ち出したが結果は不調。女子テニスの中国からの完全撤退となってしまった。中国政府、習近平派の大誤算です。彼等は世界が見えていないからです。WTAの要求は、彭帥があらゆる圧力のない状態で、自分の意志を世界に表現することです。中国の政治状況からは不可能なことです。
 北京五輪も政治的ボイコットとかではなく、完全ボイコットすれば良い!と僕は思っています。
 
 
 日本のフェミニズム
 立憲民主党が、やっと党の役員を女性が半分にした。遅いですね。半世紀遅いと言って良い。左派を自称する政党が、党内が目先の党利党略で、フェミニズムを実現できていなかったのです。日本全体が、中国の圧力に押されて、右翼化しているのです。従来のシステムでは勝てないのです。選挙は権力闘争、底に焦点置くのではなく、日本社会の意識改革がより大切です。
 
 今一番大切なのは、リーダーを女性にすること。そうすれば社会が変わります。元々日本の社会は女性的感性の強い社会なんです。生真面目、丁寧、優しさ、公共意識、清潔とかいった日本を特徴つける国民性は、古代母系社会が作り出したものです。明治から女性活動家をたくさん輩出しながら、社会はあまり変わってこなかった。
 立憲民主党の組織作り方、他の政党やせい政治以外の組織に広がることを願いたいものです。
 
 
 北京オリンピック後の危機
 ロシアのプーチン大統領は、ウクライナに軍侵攻させ、民主派を壊滅させようとしています。ウクライナ、ベラルーシはロシア人にとり祖国なのです。初めて王国を作ったのがこの土地なのです。一時モンゴル帝国に占領されその後北に王国を作ったからです。
 EUやNATO軍はそれに反対しています。問題は中国がこの機会に台湾制圧の暴挙に出るという危機です。アメリカにとり洋の東西で戦争を抱えることは避けたいのです。ロシアも中国もそれを知っているから仕掛けて来るのです。
 
 中国の台湾制圧は、軍行動に頼らず、台湾の親中派に反乱を起こされる方法がメインです。しかし中国から見て利にかなえば、軍事行動もあり得ます。なかなか厳しいことになるかも知れません。そこまで考えておくべきです。
 憲法改正して日本が直接軍事介入できるようにすべきという議論が起こるのは当然なのです。平和憲法擁護派にとり試練の時です。
 
 ロシアとウクライナ元々同じ民族です。台湾と中国の問題に似通っているかも知れません。今問題が起こっているのは、ウクライナの民主派が力を持って来て、ロシアに対抗する武力を持って来たということです。これも台湾と中国関係に似ているのです。
 NATO軍もアメリカも積極的軍を進めるということにはならない。ロシアが軍を進めても、経済制裁で対応しようとしています。しかしこれも問題がある。西側諸国はロシアの石油や天然ガスに頼っているからです。なかなか難しい。日本からは見えない世界です。
 
 コロナ、オミクロン株
 「感染力は強化するが、毒性は弱まる。」というウイルスの変化傾向に則ったオミクロン株の出現です。ウイルスと人間は共存共栄の存在です。宿主を痛め過ぎてしまったら、自分達の首も締めてしまいます。
 南アフリカからの報告では、オミクロン株がデルタ株にとって代わり、コロナウイルスの主流となり、肺炎を引き起こす重症患者は激減し、軽症患者のみとなった。という報告です。
 イギリスやヨーロッパもいずれ、もうすぐ南アフリカと同じようになるのではないかと期待しています。「コロナウイルスがただの風邪になる。」と期待しましょう。
 
 12/31時点で、イギリス、フランス、イタリア、アメリカなどは感染津波という言葉を使いその多さを表しています。感染拡大中。南アフリカは終息方向。しかし、南アフリカだけではまだ安心できない。
 日本は二月頃でしょう。今の感染拡大はデルタ株。オミクロンも多くならないとの予想もあるが、悪く考えずに行きましょう。
 
 
え・ちえ 
 引越ししなくてはいけなくなりました。
 12月初め、大家の代理人が、借家が古くなったので建て替えたいと、言ってきた。仕方ない。六月末までに引越しお願いしたいとのこと。
 新しい変化です。変化良い方向にも、また悪い方向に動くことです。前向きに捉えた方が勝ちです。ワクワクドキドキしながら、楽しみましょう。引っ越し魔だった北斎になりましょう。
 

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