思い出すまま - No134 /  prev top next

  僕も還暦
 
 今年の12月27日で僕も六十歳、還暦です。あまり実感はありません。
身体は十年前より動かなくなっていますが、年をとったという実感はありません。世間の年齢の尺度を無視は出来ませんが、自分の尺度があるのだと思っています。
 
 五十代は曲がり角、それ以前の仕事の整理の時期だったようです。多分に内向きならざるを得ないことが多かった。だからこれからは新しい世界を探したいと思っています。まだまだやりのしていることがたくさんあります。条件が揃わないと出来ない事もあります。旅行もしたいし、…
 
 でも、何もかにもこれからです。
 
 
 満月
 
 僕は満月になると、力が抜けます。満月の前後四五日は元気がなくなります。占星術などでは、満月になると、人間は野性的になると言いますが、僕はその逆です。不思議ですね。
占星術の言っていることなんでも信じているわけではありませんが、太陽と月はこの地上に住むものには、大きく影響しているのだと思います。
 何千年と、お祭りは満月の夜に行われたし、男女の恋愛は満月の夜が一番でした。人間の無意識の中に、また生理の中に太陽や月の運行は組み込まれているのです。
 
 
 はらっぱ祭り
 
 ここに来ないとなかなか会えない人も居るので、11/5出かけた。
 お水と吉田君もそのひとり、ここ二、三年余裕が無く、なかなか伊豆まで遊びに行けない。毎年この祭りにお店を出している。来年は遊びゆきたいな。
牟田口君もお店を出していた。広島の実家に帰っていたのだが、わざわざこの祭りに合わせ出てきたという。藤野町の岳ちゃんが高速道路でヒッチハイク中の牟田口君を車に乗せたという。乱蘭通信の話出て、二人とも僕の親友だとわかり、今はメールのやりとりをしているという。世間は狭い。
 
 
 円高
 
 今年の日本は、地震に原発事故と二重災害に苦しんでいます。なのに、円が安くならない、依然とドル安、ユーロ安が続いています。海外旅行する訳でもないし、外国製品買う訳でもない、貧乏人の僕でも心配になります。
 
 ギリシャ危機と言っても、政府の財政赤字は日本の赤字に比べたら、桁違いに少ないのです。ギリシャ危機はギリシャの国債を買っているヨーロッパの大手銀行の信用不安へと拡大して、ヨーロッパ経済への不安経て繋がっているのです。経済とは生き物、非常に心理的要素が大きい世界です。中国やインドやブラジルの経済の規模は大きくなったが、その信頼度に関してはまだまだ劣るのです。日本の経済が良いわけではないことは誰でも知っています。経済の信頼度で消去法でアメリカはまだリーマンショックから立ち直っていない、ヨーロッパはユーロ圏の財政危機があると消してゆくと、日本が残るという訳で、世界の余った資金が円を買うというわけです。
 分かってはいるが日本の信頼が崩れた時、日本の経済規模からして、リーマンショック以上の衝撃を、国内は勿論、世界中が受ける事になります。だから、この円高は日本にとつても、世界にとっても良いものではないのです。
 この円高は経済の話ですが、その根には、日本人の持つ堅実性、大地震で見せた危機に対する冷静さと言った、国民性による所が大きいのだと思います。
 ただ、限度はあります。早く、アメリカやヨーロッパが危機から脱して欲しいと、願うばかりです。
 
 経済も政治も詰まるところ、マインド、人の心です。より多くの人が夢を描ける時、いい経済、いい政治なのです。だからこの分野はそう言うに見ると面白い。
 
 

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