思い出すまま - No127 /  prev top next

 参議院選挙は
 参議院選挙は最も成ってほしくない事になりました。民主党の三人、鳩山、小沢、菅のリーダーの責任は大きいと思います。だからといって、民主党の政策が否定された訳ではない。彼等に責任があるが、天才的政治家でない彼に、結果責任以上の責任はない。
 昨年の衆議院選挙は馬鹿支持。今回は馬鹿不支持。同じ国民立場からは、目先の事だけで投票した皆さんが悪い。といいたいがそんなに細かくは選択出来ないから、これもいかしかたない。
 政治家の皆さんには、こういう時こそ、党派とか越えた良識ある行動を取ってほしい。
 僕としては、三年安定政権で民主党にやらせてみて、三年後に判断するのが、日本にとって一番ベターと思ったのだが。残念。
 大政党、左派政権の悪い性格が出始めたことに対する、警鐘と見るべきでしょう。掲げていた、改革の旗が降ろしてはいけない。という警鐘でしょう。
 政治も成熟しなければいけない。ねじれとかいっても、党派間の違いは極端に大きい訳じゃありません、合意できるの方が大きいでしょう。この選挙の結果は後から見ればいいことなのかも知れません。そう願いたいものです。
 追伸
 九月に入り、民主党の代表選挙真っ只中ですが、いいことです。小沢一郎という政治家、僕はもう時代遅れと思うのだけど、どうなりますか。彼のやって来たことや言っていることそんなにおかしくないのですが、政治の裏を見てしまった故に、国民の見えないところで物事が決まる、といった不信感もたれてしまっては、もう国のトップには相応しくないでしょう。
 今試されているのは、菅、小沢の次期代表じゃなく、民主党自身でしょう。国民の方向を向いているかどうかです。国民は常に対話して政治をやってほしいと願っているのです。
 表に出て、マスコミの中で論戦すればいいのです。これからは野党も巻き込み政策事に論戦すれば、ねじれは克服できるでしょう。それが出来なければ、成熟した民主主義とはいえません。
 民主党の代表選挙の仕組みはおかしいね。国会議員の特権が大きすぎる、党員の選挙権の比率もっともっと高くないと。

今年も上野原の守屋君から夏野菜が届きました。
百姓が身に付いたと見え、みんな立派な野菜に育って
います。それはそれてうれしいが、以前もらった出来
損ないの虫食いや小さなものもうれしかったのです。
 

 安売り
 僕は貧乏人だから安売りは助かる。でもね、今だに安売り競争の終わらぬ現状には、不安の方が大きくなります。
 仕事は出てきたが、職人単価が千円、二千円と下がっている。ここ二十年間、上がっていないのです。むしろ、下がりぎみです。安売り現場には、つくづく、偉いな、頑張っていると感動さえ感じてくる。250円の牛丼、味は落ちていない、期間限定というが、この値段は凄い。
 問題はこの傾向が、当たり前になってしまったことです。経済は社会を表す物差しです。まだ、みんなの心が萎縮していることです。だから安売りはいいことではありません。弱いインフレ、拡大が縮小を少し上回る状態が、最良です。今のデフレ状態は良くない。
 八月前半はGucciの改装工事の手伝いをやっていました。なにやら今の景気の上向いてきた高級店と、安売り競争まっただ中の牛丼店と、毎日、日本の両端をみているようで変な感じを受けた。
 円高
 夏になり気温だけではなく、円も上がっている。僕等のレベルでは、日本が景気いい実感はない。日本以上にアメリカ、ヨーロッパが景気が悪いということです。
 日本の輸出産業が大打撃を受けるのではないかと、円高の悪い面だけ取り上げられるが、そうではないのです。直接生活に直結するのは、海外旅行が楽になるとか、輸入品が安くなるとかしか分からないが、悪いことだけではありません。これは大きな時代的な変化の現れです。
 為替相場が求めているのは、「基軸通貨としての円の役割を果たせ」と言っているのです。今までドルがになってきた役割を担いなさい。世界経済にたいする責任ある政策を打ち出しなさい。といっているのです。
 IMFが指定している世界通貨はドル、ユーロ、ポンド、円です。中国「元」はまだまだ信用されていないのです。最近のリーマンショックドルの優位の時代は終わったのです。だから円に世界の金融センターとしての役割、世界に資金を提供する役割を、市場は期待しているのです。そして、輸出産業のデミリットは金融の産業で穴埋めしなさいと。
 恐ろしいことです。もういいもの作っていればいいという時代ではないのです。日本にいると実感は湧かないけど、ずっと世界中で日本ブームが止むことがないのです。黒船に怯えたり、敗戦で焼けの原になったけど、日本人が誇りを失ったら、世界が困る時代になったのですよ。
梅雨バテ、
  夏バテ、
    残暑バテ
 今年のように季節の境目がはっきりする年は、その変化に付いて行くのが大変です。梅雨入り宣言や、梅雨明け宣言後の一週間は、体を慣らすのに大変だった。
 僕は山梨に行った15年前から、エアコンを使わない生活をしている。夏バテしないためには、まずは十分の睡眠、十分の食事、後は汗をかくことが大切です。困ったことに僕は夜型人間、夜中に頭が冴える。朝方まで、なにやら作業をしてしまうことがある。他の季節なら睡眠不足は、空いた昼間にとればいいのだが、夏はそれが出来ない。睡眠不足は、食欲がなくなるし、バテ気味になり、困ったことです。
 夏は暑く冬は寒くのが当たり前、何千年何万年と身体はその変化に対応して出来るように出来ているのです、その能力を引き出す生活スタイルが最善と思っています。でも、あぢぃ~い。夏バテじゃ。と何度も叫んでいた。
 湿気バテの梅雨、猛暑の夏と仕事。仕事は有り難いが、夏バテ気味です。火炎を背負った忿怒の不動明王がちらつく。ちなみに僕の実家の屋号が「不動前」。村の不動尊を祭る岩山の前、お不動様は僕の守護神と勝手に思っているのだが。
 
 ゼロ
 最近至る所で、ゼロ食品が目につく。アルコールゼロパーセントのビール。糖質ゼロパーセントのコーラ。
 飲んでみたけど、おいしくない。良くここまで真似た、と感心はするけど、僕には意味が分からない。酔っ払わないビール飲んでもおかしよね。糖分ゼロのコーラもおかしい。糖分あるから、暑さで消耗した体力が復活するのだと思うし、爽快感と水分補給じゃもの足らない。味への違和感は取り返しがつかない。
 
カニ坂フェステバル 8/28~29

 
 高句麗王朝
 テレビ東京の午後にやっている「朱蒙」という韓国の大河ドラマを面白いので見ています。紀元前1世紀、王朝の創始者の物語です。50億円の制作費をかけた、一時間もので全69話の大河ドラマです。
 神話と考古学的資料の時代です。今朝鮮半島に住む人の思いが、ここまでの巨大なドラマを作り上げたのです。それは漢民族と五分で戦った時代、大きく今の北朝鮮から中国領土にはみ出した国土。勇猛果敢だった古代への憧れなんでしょうね。
 今の半島は中国王朝から北、西への拡大を阻まれ、南下して半島南に定住していた人々と融合して今の朝鮮人となるのですが、中国南東北部は朝鮮民族の発祥の地なのです。
 ちなみに日本の神話に出てくる八咫烏は高句麗の王家の守護神、三足烏を真似たものです。     (最盛期の高句麗の領土 ↑)



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