思い出すまま - No126 /  prev top next

明治維新
 今年は坂本龍馬で盛り上がっていますが、今考えると幕府の首脳陣はよくやったと思います。欧米のアジア進出に対して、独立を守り得たのはタイと日本だけです。感情論だけで突っ走った尊王攘夷論志士なんて、初期の彼等に政治を任せたら、西洋諸国の反発買うだけで中国のようになっていたということでしょう。
 恐らく日本は幸運だったのでしょう。ヨーロッパ諸国は中国の利権を得るのが最優先で、日本が後回しだったことや、完全鎖国でなくオランダから、西欧の情報が入っていたことが、尊王攘夷から尊王開国へと直ぐに軌道修正することができたからです。
 
 若い頃は、幕府の欠点だけを見ていたけど、年を取るにつれ、日本中攘夷論の渦巻く中、幕府の首脳、老中達は上手くやったと評価すべきだと思うようになりました。
 
 僕が好きなのは、坂本龍馬ではなく、高杉晋作です。過激な攘夷論者のなかにあり、当初から盲進するのではなく、別の見方をしていた。上海に行き攘夷一辺倒ではいけないと確信した。彼が頭角を表すのは攘夷運動が挫折してからです。
 彼の一番の功績は、庶民の軍隊を造ったことですよね。この軍隊が藩に革命を起こし、倒幕軍のさきがけとなった。明治の陸軍につながった。
 
 坂本龍馬も高杉晋作も、激動の時代にあり、如何に先を読むか、攘夷運動などの感情的な民族主義に対して、如何に先を見た視野を確保するです。新しいことを受け入れる柔軟性ですね。それは現在も全く同じです。

あっちがピカー こっちがピカー/え・ヤッサン 

普天間基地移設問題
 五月末に鳩山政権の国外、県外移設案が挫折した。昨年の十二月、もう決まっていた自民党の移設案を撤回した時、僕はこれでいいのかなと不安があった。そして、不安はその通りなった。
 
 僕が思っていたのは、自民党のまとめた辺野古移設案は変更せず、沖縄の基地問題は中長期的に、日米同盟見直しの中でしか解決しないと思っているからです。
 
 沖縄の基地は台湾海峡、北朝鮮を睨むことと、中国国に対するものです。その地理的条件が一番大きい。でも時代は変わったのです。日米同盟も変わるべきなのです。
 
 依然として北朝鮮朝鮮に対しては備えは必要ですが、中国に対しては、いくらでも対話の余地はあるのです。経済の相互依存の進む中、軍事的重要性も変化すべきなのです。
 
 時間はかかる問題です。日米同盟の見直し、中国との安全保証の話し合いの糸口の方にエネルギーを向けて欲しかったのですが、鳩山さんには。そしてこれからの課題して、沖縄の負担軽減を、新たな安全保障の課題として国民的議論を換気して欲しかったのですがね。
 
 今回の挫折で、沖縄の基地問題の根深さ、それを固定化している、日米両政府の構造が少し国民に見えてきた。この問題も情報開示してチェックすべきです。

天野さんデザインの椅子 

時代は変わる。
 鳩山辞任でやっと民主党らしい政権となった。最低4年はこのままの政策をやってほしい。これを書いている今は選挙で、参議院選挙の結果は分からないが、菅さんの消費10%発言に惑わされて欲しくない。今までの消費税がおかしいのであって、15、20%に上がってもヨーロッパなのように生活関連は0%にすれば、現在のすべてのものに課税するより、負担は少なくなります。
 
 鳩山さんが言ったように、小沢一郎によって民主党は子供の政党から政権を担える政党になった。
 僕は7、8年前に政権交代すべき、思っていたのだが、世間というのは保守的で随分グズグズしていた。でも一度変化が起こると、更にその先を求める。
 僕は民主党の未熟さは、責任を負わせたら、解消すると思っていたのだが、世間の目はもっと慎重であった。でも一旦変わと、過度に期待する。民衆の理性的でない感情のうねりを恐ろしくもあり、これが政治の醍醐味なのだろうと思うが。
 野党の内は、世間は小沢一郎を必要としたが、政権を取ったら、彼を切り捨てた。そして、日本社会が政治の面でも大きく軌道を変えた、やっと戦後の55年体制が終わった。
 
 僕が思うに、今すべきことは政治の世界で55年体制の総括。事業仕分け等で透明度を高めることが、今後新しい政策を進める上で欠かせないことです。これが政権交代の最大の意義です。民主党の政策以上にこれは大きいのだと思います。自民党が色々改革をしてきたが、透明性を確保出来ないでは、効果をを上げることが出来なかった理由です。
 
 金融危機と同時に日本政治も変わった。これは世界が大きな構造変化が起こったということです。脱石油社会へ踏み出したことやら、工業社会が世界の隅々まで進んだことなど、一種の世界、産業政治社会、革命です。
 
 最後に、民主党政権への不満は女の閣僚が少ない。強い福祉というなら3分の1の大臣は女じゃないと、日本社会は女の力を使い切っていない、と思います。民主党はイギリスの労働党の政策や北欧社会をモデルにしているのらなおさらです。
 
うどん、梅干し、夏野菜
 蕎麦の端境期の春から、ヒマをみてうどんを打っている。少しうどん打ちのコツが分かってきた。一口言えば、練りですね。足で踏んだり、とにかく練り込めば、越しや喉越しの良さが出てくる。
 今は夏用うどんということで、より喉越しのいいように、秋川の農協の地粉の片栗粉を1/4程加えて、実験中です。19日アートランド打ってくれというので、それまでに「武藤うどん夏バージョン」を完成させないといけない。
 
 また、梅干しを5キロ、今仕込んでいます。ミュンヘンに送る約束したので、1、2キロ多めに漬けた。出来るだけ塩分量少なくしたいので、カビとの闘いです。カビが出てきたら塩を加える。当分は毎日見ないといけない。
 
 後は夏野菜、胡瓜のピクリス。蕪の酢漬け等々。蒸し暑いこの梅雨時を楽しんでします。

prev top next