思い出すまま - No125 /  prev top next

今年の花見 
 
 
 今が底です。
 
 景気は今が底です。株価の底から約半年で大企業が底を内、中小企業、家庭が底を打つのにもう半年かかります。秋口には随分と明るくなってくると思います。
 
 こういう大きな危機は様々な面で社会の構造的変化をもたらすものです。政治的には自民党政権は終わりをつげました。産業社会面では、ガソリン車の終の始まりです。間近い内に電気自動車が爆発的にとって代わるはずです。
 
 悔しですね。大きな世の中のうねりが少し分かるようになったというのに、波に翻弄されるばかり、上手く波に乗る道具もなにもない。です。
 
 十年前までは、別の世界で生きてきたのだから、しかない。秋以降のことを考えながら、今のヒマを有効に使いましょう。
 
 
 神戸の伯山さんからの便りです。
 
       
 
 
 
 歩く
 今年の春は歩こうと思っています。車より自転車。自転車より「歩く」です。やはり健康の基本はwalkingです。歩きながら姿勢に付いてもチックすればよりベターです。
 50メートル先を見て、足の上に腰、腰の上に肩、肩の上に頭が垂直になるようになる意識して。次に左右のバランスを意識して。です。人は利き足が有り、無意識だと利き足に負担がかかる方向に腰が曲がっています。利き足でない足に、意識的に踏み足にすることにより、それを是正することが出来ます。
 
 基本はその二つ。あとは春の風を楽しみ、木々の緑や花々を愛で、街々の人のたたずまいを楽しめばいい。疲れたら、公園のベンチで休み、腹が減ったら、喫茶店で軽く腹を満たしながら、です。一駅二駅分歩く小さい積み重ね、長く続かなければ意味がない、です。
 
 思えば20代はよく歩いた。一駅二駅歩くのは当たり前、暇なときは、10km20kmと歩いた。それが何時しか車に取って代わった。行動範囲は広がったが、見落とす物も多くなる。
 これは僕の原点です。絵を描き始めたのも散歩でのスケッチが始まりですし、詩のアイデアもあるきながら固まります。
 
 外に出ましょう。歩くは全ての基本です。
 
 玉川上水(牛浜~玉川上水)
 人に「今年は歩く」と言ったのに、春の寒さにかまけ実行を先延ばししていた。四月の半葉、雪まで降っててきた日の午後、日差しも出て温かくなってきたので、重い身体を引きずり出して、歩きはじめた。
 家から玉川上水沿いの遊歩道を南下し始めた。体調は良くないが、歩きはじめれば勢いが着く、芽吹きはじめた木々、葉桜はやはりなかなかいい。玉川上水はいいね。車じゃ細かい所が見えない。蕗やコゴミの群生ちを見つけたり、合鴨のお散歩にもであえた。
丁度一服したくなった所で今日はやめた。西武線の玉川上水駅までやく8km2時間。無理しないでこの程度がよかろう。
 この先三鷹辺りまで、遊歩道の無くなる所まで区間を切り歩くことを決めて帰ってきた。
 
 その後21日は玉川上水駅~一橋学園駅、5km。26日は一橋学園駅~三鷹駅~浅間橋(終点)12kmと歩ききった。次、ゴールデンウィークはどこを歩こうか。
 
 
 
 三宅修・岳 親子の展覧会 山の写真展
四月二十四日渋谷の登山用品のお店のギャラリーで開催されていたので、仕事帰りに寄った。お父さんとはあまり親しくないが、岳ちゃんとはここ二十年来の親友です。
彼(岳)は性格がいいよね、藤野の界隈の芸術イベントをリードして、みんなから好かれています。 
 
 
 
 今日本の政治は
 世論というのは怖い。先、さきと現実を先読みする。それも反省せずに。昨年の夏、政権が変わって欲しいと民主党にあんなに票をやるのは大間違い。現実はそう変えられない。今度は小沢や鳩山の政治資金の問題で支持率を下げている。それ以外大きな政策失敗していないのいにね。期待の反動です。
 僕としては、民主党政権の善し悪しを判断するには早過ぎる、4年後に判断すべきである。小沢さんの政治的役目は終わった。ということだろうと思います。民意の政治家の基準が厳しくなってしまったから。
 今、日本の政治一番の問題は強い野党がいないということです。自民党が長い政権党から党改革が進んでいないということです。強い政策集団として生まれ変わる必要があります。
 僕の見ているポイントは行政改革です。本来大きな政府志向の左派政権がどれだけ改革できるかということです。民主党政権にそれすべて任せるのは疑問を感じています。保守系の改革政党「みんなの党」や改革派の新たなの政党と民主党が手を組むような、参議院選挙の結果になれば、理想的ですが、さてどうなりますか。
 

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