思い出すまま - No123 / prev top next

あけましておめでとうございます。

昨年中は思うように進みませんでしたので、

今年は是非新たなことを見つけたいとおもいます。

2010年 正月 まもる
 


 2009年はもろ不景気のあおりを受け、何も思うように行きませんでした。その厄払いの意味で一声!
 悪いものは落としたことで
 
 2010年は何か長く続くものを見つけたいものです。二千一桁代は母や姉が死んだり、山梨から戻ったり、絵描きは廃業宣言したりと、変化の十年だったと思います。僕の内側からは一つの季節の終わり、また外側の変化に対応することが多かった、ということです。懸案のことは皆なくなりましたので、これからは新たな夢を開きたいものです。
 素直にお金儲けしたいですね。ずうっと貧乏一筋出来ましたから、この辺でお金に困らない生活を一度は体験したいというのが本音です。恐らくいくら金を持っても、勿体ないと言われるような、金の使い方を僕はしないと思います。だから金が欲しいのです。それが一番。
 それが不可能でも、まだ体は元気ですので、汗を流し働きたいということです。絵描き廃業といっても、元々高等遊民です。精神的な仕事をやり続けてゆくことには変わりないけど、精神的なものを支える意味でも、汗をかき働くことは大切です。そして、新たな仕事を見つけたいということです。
 一つクリアーすれば次々と夢は広がります。銭が欲しい。本当に欲しい。もう一仕事二仕事はしないと。
 
 
昨年の11月23日、はらっぱ祭
 昨年は行かなかったので11/23勤労感謝の日、武蔵小金井駅からぶらぶら歩き、祭の会場に出かけた。僕らの世代だけの文化なのでしょうかね。藤野町の篠原では世代交代がうまく進み、芸術祭の主体が若い人に移っていたが。おじさん達の祭という話も聞いた。
 赤羽君や片倉さん夫妻、澄ちゃんにも会えたし、伊豆のお水、吉田君にも会えた。うれしいね。
 
 
 民主党政権
 今年が本番です。どうでしょうかね。なかなか今のところうまくやっていると思いますが。おそらく、情報公開さえ誠実に行いながらやれば、少々の政策的間違いは、国民は許してくれるのだと思います。
 マニフェストをゴリ押しで実行するより、まずは経済政策でしょう。生活がかかっていますから。経済を回復軌道に乗せることでしょう。マニフェストはその次でしょう。後は時間かけてやればいい。参議院選挙で基盤を固めるまでは、本格的なことは出来ませんので、耐えることです。それまでは準備期間です。経済や、連立政権維持を一番に掲げ、どっしりと構え下準備すればいい。
 
 
 情報公開はすべての政策の基本です。ダム計画にしても、公共事業にしても、天下りも、汚職も、またかっての、薬剤被害の問題も、水俣病も、靖国神社の問題も、更に先の戦争も、情報が隠蔽されたことによって、問題が長引き、被害が拡大した、と言うことです。人間は神ではない。常に間違いを起こします。情報が隠蔽されると修正が遅れるのです。情報公開こそ民主主義の基本です。この流れを是非定着させてほしい。
 
 郵便局の人事は民主党政権の最初の汚点です。亀井大臣が小沢一郎にごまをすった。と言う風に僕には見えたが、この政権の見えない力学が働いた。民営企業がいいのか国営企業がいいのかは僕には分からない。大切なのは透明性です。巨大な郵貯の資金をどう有効に生かすかです。これこそ事業仕分けすれば、人事の汚点は大きな問題にならない。政治にベストは望めない。ベターあれば合格点。
 
 何と言っても経済。政権交代が実現しても、なかなか僕この政権を認めなられらなかったのは、経済です。麻生さんの最大の間違いは、リーマンの破綻から始まる経済危機への対応が三ヶ月遅れたと言うことです。致命的な三ヶ月です。一昨年の11月時点で麻生政権は、日本は長い不景気で金融分野のアメリカの金融への投資は少ないので影響は限定的と見ていた。しかし、金融だけではなく、自動車産業を含めた大規模な構造変化へと、事態は進んだ。判断ミスです。
 
 経済は感情です。実際の経済より未来に対する、不安や懸念、希望や夢に大きく左右されます。政権交代後、見直し、見直しで実際経済への実質的影響より、何倍も拡大され夢が削られるというイメージが先行したのです。そうすると投資といったものも冷え込むのです。これが経済の面白いところです。「マインド」というもので動いてしまうのです。政府機関や経済の専門家の予想を裏切る行動を起こす。この辺が実に面白い。
 
 確かに、今日本の政府のとれる政策は限られています。長期的にはマニフェスト通り、「福祉関係の予算を増やし内需を活性化し、環境関連の産業を育成する。」でいいのですが、それまでに行く課程が明確でなかったからです。日銀もゼロ金利状態で打てる政策も限られていますし、財政赤字で、大規模な財政出動は出せない。政権を担当してこなかった政党には、荷が重すぎる課題ばかりです。
 
 昨年11月末の「デフレ宣言」以降、経済に反応した政策を打ち出すに至り、市場も敏感に反応し、株価も上がりだした。市場が民主党を認めたと言うことです。どんな政権も、市場に「ノン」と言われたら、維持することは出来ません。国民の支持と市場の支持があればもう恐れるものはありません。先を見た政策をじっくり遂行すればいいだけです。2010年度予算が出そろい、現政権の成長戦略が具体的に見えてくれば、力強く回復軌道に乗るでしょう。
 
 たばこが不味まず
 ウフフ上手くいっているかな、上々。実は先月からたばこを買わないことにしているのです。お陰でたばこの量は劇的に減った。のどの空気の通りがいい。春まで続ければ完全禁煙できるか。
 僕は毎日二箱のヘビースモーカーだったのです。急に禁煙などとても出来ないことです。そこで「買わない」というルールを作ったのです。そうなると人に会う度にたばこください、となる。また、道を歩くときは無意識に吸い殻を捜し、下を向いている。始めた当初は、この貰うたばこやしけもくが、節煙以前より美味しくてたまらなかったのです。それが最近、あまり美味しく感じないことが多くなった。しめしめ。
 基本的には、体にいい事しているなら、体か喜ぶことを積極的すれはいいはず。しかし、40年間の習慣は根深い。体に悪いのに「美味しい」と感じる矛盾を解体しないといけない。以前もこの方式で二回、禁煙に挑戦したことがあった。長い時で50日買わずに済んだが、「しけもくを吸う」と言う恥ずかしさから、たばこを買ってしまった。今回はこの羞恥心の克服が最大のテーマ。
 さてどうなりますか。お酒も、10年という時間をかけ徐々に飲まなくなった。長期戦で行くのが一番かもしれない。体質が変わるのに時間が必要。この方法なら完全禁煙までゆけるような気がする。「たばこが不味まずい」事が更に多くなれば、この計画は成功するのだ。禁煙が僕の健康問題の最大の課題なのだが。さてさて。


 ここは福生アメリカ村
 1月5日のお昼近く、牛浜の駅の広場に行ったら、近くの保育園の子供達が保母さんに連れられ、散歩に来ていた。ここは福生アメリカ村。黒人、白人、日本人と多彩。でも子供はみんな一緒、かわいい。思わず携帯電話で写真を撮った。(ま)


 訃報
 昨年の11/23、以前紹介した、会津の鈴木ヒデばあやが百歳と六ヶ月の生涯を閉じました。  いいですね、人生はこうでなくては、みんなにお祝いされて死ぬことは。長生きは最高の徳です。ご冥福を祈ります。       (ま)

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