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萩                  尾花

 




秋の野に 咲きたる花を 指折り
       かき数ふれば 七種の花

萩の花 尾花 葛花 なでしこの
  花をみなへし また藤袴 朝顔の花

              万葉集  山上憶良




葛                  なでしこ

 




秋の七草 花言葉


萩の花:
内気、思案、前向きな恋


尾花:
生命力、活力、心が通じる


葛の花:
活力、根気、努力、治療、芯の強さ


なでしこの花:
純愛、才能、無邪気、大胆


をみなへし:
親切、美人、儚い恋、 約束を守る


藤袴:
優しい思い出、思いやり

朝貌の花、キキョウ
誠実、従順、清楚、気品、 変わらぬ愛
 朝貌の花はアサガオという説とキキョウという説がありますが、
現在はキキョウという説が有力ではないかとされています。




をみなへし               藤袴

 




秋の七草の薬効



 根を煎じて、めまいやのぼせの薬にするなど

尾花
 特になし

撫子
・薬効 膀胱炎、むくみ
・薬用部位 河原撫子のタネ
・生薬名 「瞿麦子(くばくし)」


・薬効 解熱、せきどめ、風邪
・薬用部位 根
・生薬名 「葛根(かっこん)」

女郎花
・薬効   消炎、利尿
・薬用部位 全草、根
・生薬名 「敗醤草(はいしょうそう)、敗醤根(はいしょうこん)

藤袴
・薬効 神経痛(入浴剤にする)
・薬用部位つぼみがついた全草
・生薬名 「蘭草(らんそう)」


桔梗
・薬効 せきどめ、去痰
・薬用部位 根
・生薬名 「桔梗根(ききょうこん)
 また、この薬用成分のサポニンというものは昆虫にとっては有毒なため、(キキョウサポニンと呼ばれる)




朝貌の花、 桔梗





 みんな一度載せましたので、まとめて秋の七草しての掲載です。牧野コーナーもなし。ススキは薬としての利用はないですね。  (ま)


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