ね む の き (合歓の木) 〔まめ科〕 (ねぶのき, こうか, こうかぎ) Albizzia Julibrissin.Dt,trazz |
東北地方から南の二次林にはえる落葉高木で高さ6~9mになる。葉は有柄で互生し、大きくて長さ20~30cm、2回羽状複葉,羽片は7~12対、小葉は多数で36~58個,羽軸の両側に羽状に対生して規則正しく並び、長さ7~13mm, 基部のゆがんだ広皮針形。夏に小枝の頂から花柄を出し、散形状に紅色の花をつけ、日没前に開花する。がくは小形で筒状、花弁は合体し、上部だけが5片に分れ、長さはがくの3倍ぐらい。雄しべ、は多数、細い絲状で非常に長く、基部だけが不規則にゆ着し、紅色で美しい.さく果は長さ12cm内外、平たく真直で無毛。豆果の中に平たい種子がある。
〔日本名〕ネムノキは、小葉が夜間は閉じて睡眠するためである。コウカ、およびコウカギは漢名の合歓または合歓木から転訛した名である。 〔漢名〕合歓. 夜合樹ともいう。 -牧野植物図鑑- |