── 花 ──
別名 : 玉章、玉梓(たまずさ)
狐の枕(きつねのまくら)
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学名 : Trichosanthes cucumeroides
Trichosanthes(トリコサンセス)は、 ギリシャ語のthrix(毛)+ anthos(花)」が語源。花冠の先が細裂して糸になることから。
cucumeroides : キュウリ属に似たと言う意味
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── 実 ──
からすうり Trichosanthes cucumeroides Maxim 〔うり科〕
本州、四国、九州から台湾まで、および支那の山ろくややぶ地などにはえる多年生のつる草。根は塊状に肥厚し、雌雄は異株である。茎は細く、長いつるになっており、巻びげで他の本などにからみつく。葉は柄があり、掌状に3~5浅裂し、茎と同じく白色の粗毛があってざらつくが下部の葉はしばしば深裂する。8~9月ごろ白花を葉腋から出し、花冠は5裂、裂片はへりが糸状に細裂してふさのように下垂する。雄花は少数つき長さ 2~10cmの短総状花序、雌花は単独で花序を作らず、がく筒は長さ杓6cm、果実は球杉または楕円#で長さ5~rcm群赤く熟し季果構は長さ持1cm、種子は黒味の強い茶かっ色で多少厚みがあり、カマキリの頭または大黒天を想像させる。そのため金入の中に入れておく風習もある。果肉を化粧料にもする。
〔日本名〕カラスウリ。樹上に永く果実が赤く残るのをカラスが残したのであろうと見立てたか。
〔漢名〕王瓜とするのは正しくない。
- 牧野植物図鑑 -
── 種 ──
秋の山野草を検索していたら、烏瓜の花を発見した。こんなに繊細な花とは知らなかった。夜の花で朝にはしおれてしまうから、知らないのも仕方ないか。晩秋の赤い実は大好きなので、花の繊細を知り、嬉しい。そんな訳で夏の花かもしれないが、今回載せることにした。 (ま)
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