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露天風呂建設記

                             

 山中の広い場所に住みたくて、場所を探していたところ山梨県の上野原町江東地区に見つかり、昨年の九月に引っ越しました。ここは旧甲州街道沿いにあたり、犬目宿、野田尻宿、鶴川宿と昔の宿場が点在しています。

 ここは和見といいます。そして自分の住んでいるところは和見入口といいます。そして奥の部落が和見といいます。和見というのは、これは人里離れた絶景の部落です。山のすそに家が点在してあり丁度ネパールの村のようです。天気のよい日には横浜が見えるそうです。標高は900mぐらいあります。その和実の入口に小屋を借りたわけです。

 そしてそこには以前住んでいた人が使って残した鉄の水タンクが有りました。直径1.8mぐらいの大きな釜のようなもので、早速それをお風呂にできないかと考えたのです。それでお風呂設営を始めました。

 その時、丁度友人の三っ峠山荘のおやじ「中村光吉」氏が手伝ってくれるという話が有りました。彼は以前土建業をしており、クレーン付きの車や溶接器を持っており、それを持ってきてくれることになりました。

 こうして二人で作業を始めました。なにしろ鉄釜の重さ600kgも有りクレーンがなくては動きません。こうして鉄釜の横にボイラーを付けることにし、なんとか完成させました。そうしてすぐ風呂をわかしました。マキは近所の解体屋さんに行けばどれだけでももらえます。ところがなかなかわきません。太い材木に送風機で風を送ってもわきません。やっと4~5時間してなんとかは入れる温度になりました。

 しかし、これだけの時間がかかっては実用的とはいえません。この欠点を考えてみると、まずボイラーと風呂釜との間に温水が巡回しないよです。ボイラーの方だけが熱くなって風呂釜が熱くなりません。そうして風呂の全体の水の量が多すぎて、すぐに冷えてしまうことです。

 そこで風呂釜屋さんに相談に行きました。そうして五右衛門風呂にしろと言われました。つまり小さなボイラーではこれだけの水の量をわかすことができないと言うことです。五右衛門風呂が一番効率が良いと言うことです。こうして、分解してもう一度三っ峠山荘の中村氏を呼ぶことにしました。こうして、手伝ってもらってやっと完成しました。今度は一時間ぐらいでわきました。やっと実用的な風呂釜というところです。

 こうして風呂小屋も鉄骨で造りました。

 

 早速、10/13・14と露天風呂完成パーティーをしたところ、ずいぶん多くの友人が来ました。かなり好評でした。

 

 今は風呂の名前を「バシストの湯」にしようかと思っています。

 これを読んだ人もぜひお誘いの上で遊びに来てください。

 いつでも風呂をわかしておきます。

                          

     Tel/Fax 0554-66-4338(木股)

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