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50歳

 

僕にもっと勇気を与えたまえ。

止どまってはいけない。

ちょっとでも前へちっとでも未知の世界に

 

この大宇宙の、

この満天の星々の、

大いなるものよ

僕を新しき世界に誘っておくれ

 

生まれて50年

若い頃、40以上生きるとは思っていなかった。

27歳の時、僕は一度死んだ

こんなに生きるとは誰に感謝したらいいのだろか。

ありがとう父や母

ありがとう多くの友達

ありがとうこの世に生きるすべのもの達

 

冬の夜空に輝く無数の星々。

この地上とこの大宇宙の

大いなるものたちよ

僕に力を与えたまえ。

 

僕の命がつきるその時まで

前に進む勇気を。

19th jan 2002 Mamoru Muto



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前へ

  

休みなく進む時の流れ

明日が見えぬは幸いである。

もし明日が昨日のように見渡せるとしたら

それは地獄に等しい。

明日への希望と不安は

コインの表と裏の関係にある。

 

前へ前へ

波のある海では

舟は舟首を波に向ける。

前に向かおうとする心が今を支え

明日絵の不安を希望に変える。

 

光り輝き陰のない時代など

一度も無かった。

陰にひそむの不安や恐怖が、

いつも心の隙をねらっている。

 

前へ前へ

独楽は回転して始めて安定する

何も勢いよく廻ることはない、

元気な時だけ元気に回れば良く、

廻れば倒れない。

 

2002年、21世紀的恐怖の渦巻く時。

ハイテクがかってない規模の破壊を生み出し、

氾濫する情報が人と人の絆を切り刻む。

でも、僕らが前を見ることを忘れなければ、

最悪の事態は避けるはず。

その小さな力の集積がきっと、  

よりよき未来へと導いてくれるはず。

 

鳶は風に向かって飛ぶ

それが、一番力の使わぬ飛び方

それが、理にかなった最良の方法。

 

前へ前へ

気持ちはいつも前へ

その気持ちが今日を支え、

自然な明日を作る。

2002 18Feb Mamoru Muto

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