乱蘭通信109号 TopPaze 2006年9月15日発行 全ページ600×800ピクセルでデザインしています。
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  詩・夏本番
  詩・歴史            ・・・ Mamoru Muto

  『 他 』                    ・・・・・・貝野沢 章

  メコンデルタの4日間        ・・・・・・澤村 浩行
  - 1、2日目 -

  みみの絵とユルゲンのCG

  思い出すまま              ・・・・・・武藤 守
      鳥追観音 謂書(いわれがき)

  き き ょ う                 ・・・・・・裏表紙

  星野修三(木版画・ドローシング)展
    10月11日(木)~16日(火)

編集後記

○ お元気ですか。暑かったですね、どこに行っても暑いので、僕も夏ばて気味です。九月に入ってずいぶん過ごしやすくなりましたが、夏ばて解消にはしばらくかかりそうです。
○ No109は、澤村さんのメコンレポート、みみ、ユルゲンの絵とCG、貝野沢さんの小説と僕の原稿で作りました。
  いい秋が皆様の元にやってくることをお祈りしています。    9/12    (まもる)

表紙解説
  今回の表紙はミュンヘンから送って来たCG写真。作ったのは ユルゲン・グラーゼマン ( Jürgen Grasemann )、70才。書道家のノラの夫です。叔母がロシア兵に犯されるのを見たとか、9才の時両親が病死して、二つ下の妹と戦災孤児として生き残った。食べ物欲しさに農家に盗みに入ったとか、恵まれない少年時代を送ってきた。その精神的後遺症は計り知れなく、癒えることはない。
  しかし、晩年に至り、ノラ出会い、一気に楽しい家族が三倍増した。今が人生の中で一番楽しい幸福な時を過ごしているのではないかと、僕は推測しているのだが。
  僕の送ったこの日本語の新聞を独・日本辞典を片手に読んでくれているという。有り難いことです。きちっとした遠近法を使うあたり、古きドイツ人気質を感じさせ面白い。モデルはノラの姉、画家のミミ。   (M)