prev
No57-top
next
吉沢元治殿
死者への手紙
生きている人間たちより穏やかな顔をして、
生きているときよりも健康的な顔をして、
人に眞正面から自分をぶっつけて、
攻撃的な自分の音を浴びせて、
今はキット、時空に残音を放ち、
その結果、
その音は人々の全身に降り注ぐ光の様に、
いつまでも思い出した時にやって来る。
職人の棟梁のように生き続けた
最後の音楽野朗。ヨ。
又。会おう。ヨ。
天野 翼拝
(建築家)
prev
No57-top
next