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苦   行


暇な毎日を価値ある毎日にしようと思ったら、それは小さな苦行僧になることです。路傍の小さな花に、美しさを感じたいなら、心の中をまっさらとして、花を探し、重い足を運ばなくてはなりません。

豊穣の時代、世の中には人目を惹きつけるもので溢れています。ただそれらは、人が加工して、作られたものです。しかし、自然のものは、派手ではないが、意味深いものを含んでいます。それらに出会うことは、とても大切なことです。

腹を減らすこと、舌や胃の感覚を鋭くすること。野菜や肉や魚の本来の味をより敏感に感じること。
心も同じですね。
出来るだけ真っさらな、飢えた心にする事。

しかし、言うのは簡単、実行するのは、なかなか難しいものです。「毎日が修行」そんな心構えが、大切とコロナ禍は、教えてくれました。
2021.10.1. Mamoru Muto

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