思い出すまま - No198 /  prev top next

 引っ越し
 
 昨年の十二月、借家を取り壊すので出ていってくれ。と来た。半年後までに。費用は出る。引っ越し先の情報は、取り壊す業者、建設会社で探す。ここに引っ越す前、取り壊すということで、同じ建設会社の見つけてくれた借家です。今回も担当者は同じ。それから定期的に不動産の情報が投函されるようになった。五月の連休明けまで、引っ越しに関しては考えないことにした。
 
 面倒な話と思えば、何もかにも大変な煩わしいことになる。なら、引っ越し魔だった北斎になれば良い。と思った。西行でも良い。人の心に響く詩の一編でも書けたら、良い話だ。「遊ぶこと」最大限楽しもうと思った。
 
え・ミミ
 連休が明け、住んでも良いかなという物件を管理する不動産屋に行った。こちらの話を聞いて最後に「調査会社の調査あります。調査の内容は話せません。」と来た。二日後、「貸せない。」と来た。
 上手いシステムだ。不動産の直接調査では、顧客の印象が悪い。別会社経由で、責任回避である。恐らく収入面と年齢などのがパスしなかったのだろう。
 しかし腹ただしい!一般的尺度で見られてしまうのが。
 
 仲介に入っている建設会社の担当者が、別の物件を見つけて来てくれた。古く、大家が直接管理しているとのこと。エヤコンが無いとか、なので、家賃を値切ることにした。贅沢は言えない。ほぼそこにすることにした。
 
 今日、5月18日オーケーを出した。後は前に進むだけ??
 
え・ミミ
 スウェーデンのNATO加盟
 プーチンはヨーロッパの歴史の歯車一歩先に動かしてしまったようです。ヨーロッパ史、もしくは世界史に与える意味合いは、フィンランドのNATO加盟より、スウェーデンのNATO加盟の方が大きいかも知れません。
 
 スウェーデンの永世中立国は、二百年続いたのです。ナポレオン戦争後に始まり、第一次、第二次大戦も継続されたのです。ヒットラーもスターリンもスウェーデンには手出し出来なかったのです。
スウェーデンの永世中立を保障したのは、TNT火薬です。ノーベルが発明したこの火薬と兵器が、スウェーデンを守ったのです。ノーベル平和賞の持つ裏の顔です。
 第二次世界大戦後、核兵器が開発されました。しかしこの兵器は実際の戦争では使えない兵器です。従来のTNT火薬兵器が戦争で使う兵器なのです。この火薬の先進国スウェーデンでは、ヒットラーにもスターリンにと、火薬の輸出拒否というカードを使う事が出来たのです。
 このスウェーデンの二百年の歴史に今幕を落とす事が決まりました。火薬の性能より、IT技術を使った兵器が主役に躍り出てきたからです。爆弾そのもの性能より、より効率的に使うという使い方の方が大切になって来た。という事でしょうかね。プーチンはウクライナ戦争で、歴史の歯車を一つ押したのです。
 
 それで今揺らいでいるのは、スイスです。スウェーデンより長いですから。しかし中立国である意味合いは、逆に増すかも知れません。
 
 
ミミのスFBから拝借
 プーチンロシア
 ロシアが、独裁国家となり、衛星国が氾濫を起こしているのは、歴史的に当然の事です。現在、大きな独裁国家は、中国、トルコなどあげられます。共通するのは、大帝国として世界に君臨していたという事です。 それぞれの国家の人々のアイデンティティーには、その栄光が根深く刻まれています。
 
 歴史的に見た時、それは自由や民主主義といった、市民意識の未成熟という事に表れています。自由とは、個人が意思決定する割合が多い社会です。これらの国の人々は、自由がもたらす社会的混乱、犯罪の多発、意思決定の遅さなどなどから、自由より秩序を求めるようなります。自由は恐怖として写っているのです。それ故に、強力な支配者を求め、過去の栄光を夢見るようになるのです。
 自由主義国と言われる国々も、百年二百年の時間をかけ、個人の自由を保障する代わり、個人の社会的責任のルールを作ってきたのです。それを理解しなければ、身勝手が先行する社会となり、混乱が起こります。
 ロシアの場合はソ連崩壊時の混乱。それがロシア国民には耐えがたかった訳です。プーチンはそこに一定の秩序を与えた。ロシア国民は多くの富は求めない。明日の生活が安定していればそれていい。人権意識も低い、すこぶる保守的ですが、謙虚なのです。
 
 プーチン戦争、ウクライナ兵士や市民への容赦ない攻撃に、腹が立ちます。ロシア兵士の扱いも、ひどすぎます。自分達の仲間ですよ。遺体を置き去りにする。負傷した兵士は足て惑いと、殺してしまう。彼らも権力者の被害者です。低い人権意識が、戦争のやり方まで支配しているのです。衛星国が離れてゆくのは当然です。プーチンはろくな死に方出来ません。
 
え・ちえ 
 韓国の未来
 韓国に尹政権が生まれ、自由が復活し始めているのは、良い事です。日韓関係で、反日感情が高まるのは当然のことです。問題は反日イデオロギー、反日プロパガンダが、それ以外の様々な議論を封じ込めてしまう事です。自由に議論すれば良いだけです。
日本はかって朝鮮半島を植民地にしていました。日本の利益になると思ったから、朝鮮半島を併合したのです。日本人の半島人への差別、経済的な収奪は当然のことです。それを批判する世論は正常なものです。
 しかし、問題はそれ以外の研究や議論を封じ込め込めてしまっている事です。
 
 日清戦争以降、朝鮮半島は清朝から独立しました。冊封時代も含めて、当時、世界の大勢になりつつあった、ヨーロッパ近代という、政治、社会、経済の導入が一向に進まなかったのは、事実です。今日の韓国の繁栄は、ヨーロッパ近代の様々な制度を韓国社会が受け入れ、社会改革した結果です。
そう見た時、日本併合時代は、日本の近代化制度を、朝鮮半島半島に導入し、李王朝が成し得なかった、ヨーロッパ化に寄与した事は確かです。
 音楽や映画、サムスンなどのIT産業で世界になくてはならない国なりつつある韓国が現在の姿です。過去の問題も民族主義的世界観から脱皮すべき時期なのです。反日イデオロギーのみで見た狭い世界観感から脱皮しなければ、韓国の未来はありません。
 
 猛暑対策、簾雫すだれしずくエアコン?
 新しい家にはエアコンがついていない。窓取り付け型のエアコン買おうかと思っていたのだが、その前に、金のかからない方法で試してみたくなった。
 水冷式の扇風機はどうだろうかと。そして以前から考えていたことなのだが、屋根にホースをあげて水を流す方法を試してみることにした。
 
 昨日、20日、試しに小さな水冷扇風機買ってきた。けっこう冷える事が分かった。
 今日の朝、いつも居る部屋の外にヨシスがかかっている。そこに水を垂らしたどうかと思い付き、余ったホースに穴を開け、軒の屋根に這わせ、水を流してみた。
 これがなかなか良い。ヨシスを通して入ってくる風が涼しい。水道水は少なくて良い。雫ができれば、気化熱で風の熱を奪ってくれる。雫の落ちる様子はなかなか風流で良い。
 
 何でも工夫すること。今年の猛暑対策は、ヨシスエアコンと小型の水冷式扇風機で試してみよう。普通の扇風機もあるしね。
 
 気になるウクライナ戦争
 膠着状態になり、先行きが見えなくなっています。地球反対側の戦争ですが、世界が軍事力中心に回っているのは、困った事です。
 予想外のことが次から次へ起こります。二年前に始まった中国発のコロナ禍。やっと収束が見えてきたと思ったら、ロシアからの戦争です。ヨーロッパだけではなく、食糧問題として、貧困国を直撃しようとしているのは、心痛い事です。
 僕らは人類の一市民として、見守る他ありません。関心持ち続けるのが一番大切です。無関心になった時、更なる悲劇が起こるからです。
 

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