思い出すまま - No185 /  prev top next

 
 シャーマニズム
 コロナ騒動で、韓国の信仰宗教団体に集団感染が生まれ、宗教団体は大きな批判を受けています。解放後、生まれたキリスト教団体ですが、数々の秘儀を持ち、それがシャーマニズム的だという事だそうです。
 なるほど、なんか韓国社会の隠れた姿が、見えてきた様な気がします。集団感染を引き起こしたことは非難されても良いが、シャーマニズム的なものそのものは否定してはいけないと思います。恐らくこれこそが、この半島に住む人々の心の故郷!否定しても消えないものと思われます。
 
 朝鮮半島の宗教の歴史は、大雑把に言えば、太古の自然宗教の時代、仏教の時代、儒教の時代、そして現在の時代と分けられます。シャーマニズムは太古の宗教の残ったものです。虎や熊を神と崇め、山や森の精霊達に感謝し、それらに願いを託してていたのです。日本の宗教と同じです。
 僕の住む多摩地区には、御嶽信仰があります。通常お犬様信仰と言われています。最近は犬好きな人々が犬を連れ、御嶽神社にお参りするのがブームだそうです。そのお犬様は犬ではなく日本狼が本来の姿です。山の生態系で最強の狼が神格化したのです。人々はあらゆる事を狼に願っきたのです。
 キリスト教に仮装されたシャーマニズム。信仰宗教に隠れ住む古代の信仰。それこそが朝鮮半島に住む人々の原風景、心の故郷なのではないでしょうか。宗教団体の秘密主義は、近代化の名の下に、古いものを排除することへの反発ではないでしょうか。
3/26はノラ、3/31はたくさんの命日です。
小さな祭壇作り、冥福祈りました。
 
 何処の国でも、何処の民族でも、現代社会の生きる人々は、古い宗教と現代社会倫理と、二重生活を強いられます。うまく統合することなど出来ません。また無理に統一する必要もありません。
 環境問題など考えれば容易に分かると思います。自然を無視したが故起こった問題です。人間も自然の産物です。それゆえ理詰めの現代社会にの生まれた心の空虚、それを埋めるためにシャーマニズムと言った古代の香りに引き寄せられるのは、自然なことすこぶる健康的なことです。古代に思いを馳せ、自然と共存していた時代取り戻すことこそ、環境問題を解決する道ではないでしょうか。
 
 
 コロナウィルス万歳  コロナウィルスは数万人を救った。 以下 3/18(水) 11:55配信 CNNニュースです。
自分でマスク作りました。 
 新型ウイルス対策で中国の大気汚染が改善、数万人が救われた可能性
 新型コロナによる中国の厳重な対策により、大気汚染が改善されたことがわかった
 (CNN) 中国が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために打ち出した厳重な対策のおかげで、大気汚染が改善されて5万~7万5000人が早死にリスクから救われた可能性があるという推計を、米スタンフォード大学の研究者がまとめた。
 この推計は同大学のマーシャル・バーク准教授が、社会と環境の関係をテーマとする学術サイトの「G―Feed」に発表した。「大気汚染の減少によって中国で救われた命は、同国で今回のウイルス感染のために失われた命の20倍に上る可能性が大きい」と指摘している。
 中国は大気汚染対策に力を入れているが、依然として世界の中で最悪級にランクされていた。世界保健機関(WHO)の推計では、汚染された大気に含まれる微小粒子状物質のために死亡する人は年間およそ700万人に上る。
  中国経済環境省によると、新型コロナウイルスの発生源となった湖北省では今年2月、大気の状態が「良好」だった平均日数が、前年同月に比べて21.5%増えた。
 米航空宇宙局(NASA)や欧州宇宙機関(ESA)の衛星画像を見ても、中国の主要都市で1月~2月にかけ、車や工場、工業施設などから排出される二酸化窒素の量は激減していた。
 バーク准教授は微小粒子状物質「PM2.5」に着目し、2016~19年にかけて中国の4都市で測定された大気汚染に関するデータをもとに、汚染物質は立方メートル当たり15~18マイクログラム減ったと算定した。
  過剰推計を防ぐため、この減少値を10マイクログラムに抑え、都市部の住民のみが大気汚染改善の恩恵を受けると推定。2008年の北京オリンピックで中国政府が厳重な排出規制を導入した際に健康状態が改善されたことを示す過去のデータも取り入れて、影響を算出した。
 その結果、新型コロナウイルス対策による2カ月間の大気汚染改善のおかげで中国で救われた命は、5歳未満の子どもが1400~4000人、70歳以上の大人は5万1700~7万3000人と推定した。
 ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響は、直接的な死者のみにとどまらず、経済状態の悪化や医療機関を受診しにくくなるなどの影響もあるとバーク准教授は言い、「パンデミックのない経済運営の中で覆い隠されていた健康面の代償が、パンデミックのせいで目に見えるようになった」と指摘している。
 アマエビ妖怪、その姿を書き写すことにより、
疫病をの流行を防ぐという言い伝え。
 
 その後のアメリカの感染拡大により、アメリカの大都市の 「PM2.5数値の低下」が報告されています。新型コロナウイルスは現代社会の抱える構造的暗部を浮き彫りしているともいえます。
 
 ペスト
 ペストは中国の宋の時代に発症した感染症です。モンゴル族が大帝国を作ると、その商業交通路を通ってヨーロッパにも伝わってゆきました。後に黒死病と言われるように、当時のヨーロッパで蔓延し、人口の三分の一が死んだと言われます。
 しかし、それがヨーロッパ社会に大きな変化をもたらしました。ペストが終息すると、深刻な労働力不足に悩まされる事になったのです。そこで農民達の工作意欲を増すために、耕作条件の緩和がなされました。より少ない税金と権利の拡大などです。
 農民達はそれの権利を有効に使いました。余った農作物は農民達が自由に使うことが出来ました。それを元手に、農業以外の分野に活動を広げたのです。農業本位から手工業の拡大、それが中世からの脱出、近代の萌芽となったのです。
 コロナウイルス後の世界
 当初、今年の一月頃の時点で、このウイルスがこれほど世界に蔓延するとは思っても見なかった。
現在四月終わりの時点で、アメリカ、ヨーロッパはやっと流行の頂点を迎えつつあり、徐々に下火になってゆくでしょう。南アメリカ、アフリカなどはこれからですが。
 この伝染病が社会や経済に与えた影響は計り知れない。丁度百年前、第一次世界大戦と共に世界に蔓延したスペイン風邪と匹敵するような、歴史的な変化を引き起こすかも知れない。
え・ちえ 
 百年前、最後の貴族政治、ロシア、オーストラリアハンガリー、トルコ帝国が滅んだ。それと前後して清帝國も滅びんだ。ロシア革命が起こり、スパーナショナリズムの時代を経て、社会主義と資本主義の社会が世界を席巻することにならました。
 そんな大変化が起こるかも知れない。もうコロナ以降を睨んで、中国とアメリカの鍔迫り合いが始まっています。
 それの動向の占うのが経済です。コロナによるダメージがどれだけ大きいのか、その回復にどのぐらい時間がかかるのかです。
 
  僕としては中国の隠蔽体質への国際的批判が盛り上がることに期待したい。途上国ならともかく現在の中国なら、武漢市内だけで封じ込みが可能であったからです。SARSの経験もあり、中国の政治体制への批判が盛り上がることを期待したい。
 
 

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