き ゅ う り Cucumis sativus L. 〔うり科〕 | |
インド原産の一年生つる植物で、ひろく菜園に栽培されている。茎は巻ひげによって他物にからみ、長く延ぴ、全体に粗毛があり、いちぢるしい角がある。葉は柄があり、掌状に浅裂し長さ8~15cm、裂片は先がとがった三角形、ヘりには歯状のぎざぎざがあり、質はざらつく。雌堆同株で、夏に黄色の単性花を開く。花冠は5裂してしわがあり、径3cm内外、短かい花柄があり、雌花は花下に長い子房があり刺毛がある。雄花は3個の雄しべがある。果実は円柱形の液果で長さはふつう15~30cm、表面は若い時刺毛があり緑白色や深緑色、熟すると黄かっ色になる。種子は黄白色で卵皮針形、ヘん平である。果実を食用にするので多数の品種が知られている。果汁は湯やけどによくきく。
〔日本名〕黄瓜の意味で、実が熟した時の色にちなむ。〔漢名〕胡瓜。 -牧野植物図鑑- |
夏になると、必ずきゅうりのピクルスを作る。栄養価はないのだが、夏にはなくてはならない野菜である。漬物よし、サラダ、酢の物と食欲誘ってくれる。
小さな頃、畑のきゅうりをボリボリかじりながら、食事前の空腹感を満たしていたことを思い出す。 (ま)
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