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中国政府に明日はない 
政治に誠実さが失われた時、
それは滅びの方向に舵を切ったという事です。


 歴史の主役はどの時代でも世界の何処でも、民衆です。民衆の意向がその国の政治、経済、文化を維持し、歴史を刻んできたのです。
 コロナ発生は何処の国でも起こり得る、言わば自然現象です。なのに中国政権政府は謙虚でありませんでした。中国の医療技術で十分武漢市内でくい止めることが可能でした。それが出来なことへの明確な謝罪がありません。
 謝罪は大切です。世界の無名の人々は寛容です。初期対応の不味さを謝罪すれば、許すでしょう。それはどこの国でもあり得るからです。しかし、それをしなかったが故に、70億人の人々を中国は敵に回してしまったのです。中国への憎悪を植え付けてしまいました。

 アメリカでアジア人排斥の起こっています。アジア人一般ではなく、中国人排斥ですが、中国人と外のアジア人の区別がつかないから、アジア人に拡大しているのです。同じ心理的な憎悪が世界中に拡大してあるということです。
 いくら安くて良い車を使っても、多くは売れないでしょう。便利なIT技術も、そう広くは広がらないでしょう。

 無名の人々に生まれてしまった不信感の強さに、中国の指導者はまだ気づいていません。しかし、憎悪があることには気づいています。それを間違った方法、国内の引き締めにより対応しようとしています。
 国内には別の問題もあります。豊かになった中国の人々は、自由を求めています。経済だけではなく、政治の自由を求める要望が蓄積しています。それ故に引き締めという、歴史的発展と真逆の発想を中国の指導者はしているのです。

 中国民衆の反乱を恐れ、規制を強化すれば、経済は萎縮します。民衆は経済的自由の先に様々なもの自由を夢見て来たのです。だから活発に活動してきたのです。その活力は鈍化してゆくでしょう。
 そして、いずれ中国の政治家はその責任を償わなければならないでしょう。共産党解体という事で!
2021.3.24. Mamoru Muto

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