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大   寒 


雲一つない空!日差しはまた一つ強さを増した。
光の春!風さえ吹かなければ、陽だまりのベンチは、極楽浄土。
今日の午後は、この陽だまりで、
中世の物語の世界に耽ることにしましょうか。

一年前のこの時期は、活力ある一年が先に見えていた。
明るい年明けであった。
しかし、今年はまだ暗黒のの中を歩き続けている。
遠くに光が見えたと思ったら、近づくにつれ消えていた。
また新たな光を探すのだが、それもいつのまにか消え、
真綿のような闇が広がっていた。

光らしきものはあるが、信用はできない。
今日はそんな現実は忘れ、
昔のたわいない物語の世界で遊びましょうか。


2021.1.20. Mamoru Muto

 追伸、人々の優しさには感謝しなければなりません。「前向きであり続けること」萎えてしまう自分の心との闘いですね。
 「何か良いものがあるはずだ!」西の端に沈もうとするする、大寒の太陽を見ています。

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