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── 中国に対する記事をまとめてみました。 ──
 
 気になる国中国
45" HEIGHT="298"> 気になる国中国
 スマホのニュースを暇な時見る事が多いのだが、中国関連のニュースを読むことが多い。経済的、政治的に大きくなったこの国が、世界、特に東アジアの国々を巻き込んで、良いにつけ悪いにつけ影響し続けるからです。一党支配とか情報統制とか馬鹿げた時代遅れの政策から、一刻も脱して欲しいのです。「自覚した中国人」が生まれてこない事には、この国は馬鹿力で棍棒を振り回す野蛮人のままです。
 民主化は経済の行き詰まりからでしょうね。今のところ上手く中国政府は切り廻して居ます。表面は大きな破綻なく言っているように見えますが、膨大な負債がいずれこの国の行く手に方向転換を迫るように思えます。僕の希望的観測で終わらなければ良いのですが。
 
 「民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず」は論語ですが、庶民に法律に従わせる事はできるが、その道理を理解させるのは難しい。というのが本来の意味ですが、本来の意味で使われる方が少ない言葉です。庶民は法律に従わせておくだけで良い、その意味を知らせる必要もない。と実際は民衆蔑視の言葉として使われる事が多いのです。
 
 中国夢、、、中華思想
 明治以降ヨーロッパの国家観、国際秩序に慣れてしまった僕らには分かりづらい概念です。共産党の拡大主義が、共産党の大義は失われてしまいましたので、一党支配を継続するために、新たに持ち出してきたイデオロギーなのです。アヘン戦争以来の植民地化の屈辱をバネに、現在の国際秩序自体を無効にしようとしているわけです。
 尖閣列島は明治時代日本がヨーロッパの国際法に則り、日本の領土とした。そこでそれ以前の中華世界を持ち出し、中国に朝貢していた国までも、大中国の領土主張(核心的利益)が、中国夢です。だから、尖閣列島だけではなく、沖縄もベトナムも、南シナ海もそこには入ってしまうのです。近代的な国家主権の考えた方とは異なります。
 
 中国夢を持ち出す気持ちは分かります。二千年以上の東アジアの中心、世界の中心であったのが、ここ二世紀で世界の後進国に貶められてしまった、ようやく西洋文明に追いつき始めた。その自信を主張したい訳です。でも中身はまだまだなのです。
 中華思想は為政者の思想です。殆どの庶民はどうでも良い話です。庶民な素顔が見えて来ない政治は欠陥商品です。早くこんな馬鹿げた政治は卒業して欲しい。
僕が見たいのは、延々と受け継がれてきた庶民の文化、それを見たいのです。
 
 中国は外国人が支配する国家
 共産党幹部の家族の90%が外国に永住権を持つといわれています。政変があった時のための準備である。この事実からして「中国夢」なるものが郷土愛から根ざしていない、偽のナショナリズムである事がわかります。移住できない庶民は経済や政治の破綻した土地に残されることになるわけです。
 また、かって毛沢東は日本軍に接近し日本軍の矛先が、八路軍に向かないよう工作していた。中国革命の最大の功労者は日本軍なのです。国民党との戦争がなければ、共産党はとうに国民党に滅ぼされていたのです。
 中国人と中国共産党とは別物です。日本人は明確にそれは意識すべきです。侵略の贖罪を中国人に感じるのは当然ですが、中国共産党に感じるのはもってのほかです。中国共産党は自らの利権を守る為に存在する利権団体でしか過ぎないのです。一にも二にも早く中国共産党は解体、消滅すべきなのです。
 
 南シナ海問題
 中国共産党が東南アジアの国々を小馬鹿にした結果です。かっての冊封体制を根拠に南シナ海は自分の領土と主張しているのですが、フィリピンの国裁判所に提出した資料にもあるように、南シナ海は東南アジア諸国の濃密な交易の舞台なのです。中国の商船はその一部でしか過ぎません。
 ベトナムもフィリピンもインドネシアもこれから徹底的に戦うでしょう。中国の思うようには行かないでしょう。これらの国々は自立し、かってのように大国の干渉を受ける国ではありません。
 
 畳、和室ブーム 少しずつ変わり始めた中国
 以前、今でもそうですが、ヨーロッパで和室ブームが起こり、畳や障子などを部屋の一部に置くのが、20年以上前から続いています。経済的余裕がある人は一部屋を和室に改造してしまうといった具合です。それが今中国でも起こっているという、ここ十年で畳や襖の業者が桁違いに増えているらしい。
 畳は清潔である。井草の匂いは大自然を感じさせる。とかいう感想が返ってくるという。
 日本に旅行し、また留学や仕事で日本の畳の部屋の居心地良さに魅せられ、自分の家の一室を和風に改造してしまうらしい。日本から畳屋が店を構え、注文に応じているとか。
 豊かさの次の段階、物質的豊かさから心の豊かさへと変化し始めたという事でしょう。爆買い旅行とかは早く卒業して、気に入った場所に、少人数で行き楽しむ。それこそが旅行です。心の豊かさを最も大切にする社会に変わって欲しい。
 
 何が今の中国を変えるのか。
 台湾や韓国の民主化は、経済成長と共に、豊かになった人々が権利の拡大を要求したからです。今の中国でそうはなっていない。中国政府の徹底的な政治運動阻止の方策が功を奏しているからです。しかも、豊かになった都市住民は中国社会である特権階層に属している訳で、それを知っている故に、自らの要求にブレーキをかけているのです。戸籍制度などで差別されている地方農民は、まだ経済成長の恩恵を受けていない。
 ゆっくりとは、一つ前の記事のように変わりつつあります。旅行で日本に来れば、反日報道からは想像できない日本に会い、認識を変えざるをえません。尖閣列島で日中の巡視視線が対峙する中、遭難と聞けば駆けつける日本の海上保安庁の「人命優先」に、ネット民は考えざるを得ません。
でもまだまだそれは少数派に過ぎません。
 
 何が民主化のきっかけになるか?と考えているのですか、経済的破綻が一番早い契機になる可能性があります。民衆管理に長けた政府が対策に追いつかないほどの危機と言ったら、それは経済破綻です。
 
 中国経済は大きな曲がり角に来ています。ゾンビと言われる非効率な国営企業。解体整理したくても、大量の失業者による社会不安を中国政府は恐れているからのです。それ故、倒産させずに他のまだ赤字を出していない国営企業と合併させ、当面は社会混乱を避けるといった回りくどい政策です。日本などの民営化して効率の良い企業に再編するのと全く逆の方法です。
 この国営企業延命に使った資金は税金です。政治的思惑の強い国営企業のままで、体質改善が進むとは思われません。結局新たな、しかも更に巨大なゾンビを産む可能性が強いのです。
 
 ゾンビが発生しているのは、鉄鋼、石炭といった国営の生産企業ですが、他方で経済成長6?7%を維持するため、巨大プロジェクトへの投資や、都市不動産への投資で、生産部門の低迷を覆い隠している訳です。計画経済の国家目標設定の根本的誤りです。この巨大なプロジェクトが、将来必要なものとは言えません。鬼城化する可能性があるのです。
 
 また、都市の住居はもう飽和状態です。投機的不動産購入を前提にした開発は健全と言えません。不動産価格が下がり始めたら一気に暴落する可能性があるのです。
 中国経済は国民総生産の二倍三倍の債券があります。実体経済の伴わない、虚構の経済成長です。一度それが壊れ始めたら、リーマンショック以上の金融破綻の可能性が捨てきれないのです。そうなったら、共産党への不満が一気に出てくると思います。そこまで行かなければ変われない、なんとも悲しい政治であり現実です。
 
 最後に、、安倍政権を中国が支えている。
 尖閣列島を国有化した時期に、日本は政権交代が起こり、保守政権が成立した。国内の反日デモは共産党批判に繋がるので禁止したが、その分政治的な日本批判は強くなり、軍事的な圧力も増すばかりである。そして、それを陰に陽に日本人はそれを感じ防衛的になるわけで、保守政権の支持率に貢献していのです。
そんな感じて韓国を含め、東アジアの政治は一気に保守化した。東シナ海や南シナ海は豊かな経済圏です。戦争などできる時代ではないのに、お互い自国内の勢力維持のため、軍事的、政治的圧力を最大限利用しているのが、現実です。
 保守とは過去の栄光に囚われ、新たな改革に消極的なり、何事も防衛的になることです。
 
 お陰で日本はやるべき改革が停止してしまった。今の自民党にとり、保守的習政権様々です。殊更中国批判する必要ない、向こうから仕掛けてくるから、大手を振って軍事費増やせる、安保議論できる。福祉や環境問題はやっている振りをすて先送りすれば良い。そのツケは政権交代した別の政権が受ける事になります。原発事故のように。なんとも馬鹿馬鹿しい事です。
 
 更におまけが付く、威圧的な外交に脅威を感じている周辺国が日本になびく。東南アジア諸国、台湾、モンゴル、インドなどなど。対等という関係を受け入れられない中国の自業自得の結果です。

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