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  事業仕分けレポート
菊池尚武
 
 2010年10月27日~30日まで事業仕分け第3弾があり行ってきましたが、なかなか面白かったので菊池レポートを作ります。実は菊池特派員は(笑)事業仕分け第一回目の2日目から行ってます。一回目の場所は市ヶ谷の、国立印刷局の体育館でした。その頃は、全マスコミが集まってるのに、一般傍聴者は0に近く「何でやねん」と思ってましたが、最終日が近くなるに、入り口で並んで待つ事になり、また「何でやねん」でした(笑)。
 この体育館はバスケットコート2面分の大きさですが、使った形跡が殆どなく、まさに無駄使いの象徴みたいなもので、最終日にこの体育館自体が仕分けの対象になってました。ただ個人的には、都心のど真ん中にある立派な体育館なので、一般開放すると十分に利用はされると思います。これを取り壊すと、それこそ無駄使です。
 さて事業仕分けは見方を変えると、脳トレとしても最高です。例えば第一回目で、中小企業から年金を預かって運用する団体が仕切られてましたが「9000億円赤字を出してる」と仕切人からからイジメ?られてました。しかし、聞いてる僕は「9000億」は、デカ過ぎてなんの事かわかりません。その週の僕の最大の問題は「牛丼屋で、80円のおしんこを付けるか付け無いかですから(笑)」  
 
 仕分けは始めのうちは、明らかに無駄遣いのテーマを聞いてましたが、それは役人も始めから白旗を挙げてる感じで面白く無いので、仕切られる方、仕切る方の言い分が5分5分のヤツ、そして最後には仕切られる方が正しいんじゃないか?と思うテーマを聞きました。
 例えば全国のガソリンスタンドの、古くなった地中のタンク交換に、助成金を出す制度です。ガソリンスタンドは、看板はメーカーの名前が出ても、個人経営が多いそうです。そして、値下げ競争で古くなったガソリンスタンドのタンクを替えるゆとりは、どの業者も無いようです。古くなったガソリンタンクからガソリンがもれて土壌汚染をしたら、処理に莫大な資金がかかるの事もあり、助成金をだしてるわけです。ところが仕切り人達は、自分の会社の事は自分でやれと、バッサリ助成金を切ってしまいました。
 僕からみたら「確かに本来は自己責任だけど、値下げ競争でバタバタ!ガソリンスタンドが潰れる現実があるじゃないか!仕切人はあまりに非現実的だよ」です。
 
 また、国民の健康維持の為に、厚生省がスポーツクラブと医者の中間の事をやろうとして、日立の社員、万人に(何万人かに)実験的健康方を試し、それが上手く行ったら、一般にも普及させようとする事業も、バッサリ切られました。担当の役人も「私もスポーツクラブに行ってる暇が無い!そして、これはの(これは)国民全体に役に立つし、医療費削減にもなる」と正論?言ってるのですが、バッサリです。
 最後に若手の役人が「これは机の上で考えた事じゃない」と捨てゼリフを吐いてました。役人が捨てゼリフですよ。
 また農林省の食育の担当者は「自分たちのやろうとしてる事は、マクドナルドの田会長と反対の事だ」と、個人名をあげて、もしたら(もしかしたら)自分の首が飛ぶような事を言ってましました。
 
 さて全部書くと、長くなるので一気に第3弾に飛んで、10月28日夕方、A会場(サンシャイン文化センター2F)では、日銀が「国債の運用で、一日3000億円の赤字は少ない、、、」の発言は、ただただビックリ。一般ピープルがこうゆう場に居わわす事は日本の歴史では、なかった事で、なかなかの驚きです!このレポートを読んでる人も、次回の事業仕訳を拝聴する事を、是非勧めます。
 
 それにしても第3弾は「特別会計!特別会計」と言うから、どんな難しくて、凄い事やってるのかと思ったら、福祉、雇用保護(雇用保険)、道路等、同じみの事ばかりです。まるで、サラリーマンの父さんが特別繁盛してるキャバクラにかよって人気キャバクラ嬢に貢いでたたんだけど、その子がふとした弾みでカラーコンタクトが落としたら、自分の娘だったと言う感じです。
 「離れでしゃぶしゃぶ食べてる」とはこの事かですね。 また特別会計は解りにくいと言いますが、実は使い道がはっきりしてるから、一般会計より解りやすと、建設省が言ってました。これは新聞やテレビで言われてる事と違いますね。
 
 事業仕分けの話はありますが(とても長く)、今回は書きれないので これでおしまいにします。
 
 追伸 蓮舫はヤッパリ美人やった。

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