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        王者のごとく。
 
 
「戦士のごとく火達磨になっても」
と、言ったって、体が付いてこない。
目も耳も足も手も、年相応に力を失っている。
 
でも、心は失いたくないね。
行動はゆっくりとなり、注意深くなッたけど
「何か」を探し続けていた私は失いたくない。
 
 
「王道」とは何でしょうか。
ずっと考え続けてきたことの一つです。
それは「ただ」と言うことでしょう。
普通このことのです。
 
それは人間社会が、他の動植物と契約した約束事。
人間同志が長い時間をかけ、培ってきたこと。
難しいことではなく、最も優しい当たり前のことです。
そして、それが一番この世で強く、そして大きいのです。
 
 
だから、王者のごとく行きましょう。
誰でもできる「王者の道」を。
ゆったりと、小さなことには動じず、行きのましょう。
「水の流れる」如く、「風の吹く」如く。
 
2008 10/19 Maoru Muto



  王というは、多数派のことです。国という大きな集団のみんなが共有できる価値を包括した存在です。王にまつわるそのほかの様々なものはその属性、付け足しに過ぎません。「聖」というと、行者の持つ普遍性ですが、王は凡人の愚かさも重ね持っているのです。宇宙の普遍性と、凡人の愚も合わ持つ「王」は、僕の好きな言葉です。

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