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『 近頃の・・・コト。 』
麻梨
 
 
 皆様、お元気でスか? お体大丈夫ですか? 木の芽の時、暴れたり、うつになったりしませんでしたか? ショッキングな身の回りの出来事に自分の心が振りまわされたり、妙に、そんな出来事に慣れてしまっている自分が居ませんか? 雪の気配が今年は、福生でほんの、2~3分程だったでしょうか…? 地球が変だと人間も変になりますよね。人間…、『死にたいんだ、俺は死ぬんだ。』なんていっている(それも四六時中…)、やってられませんよね。ホントにこんな世界…。ストレスはいっぱいだー、でも、ゴハンは出来るだけ平和に食べたいー、人口が増えていますから…、昔、牧場で仕事していた頃。居候だけれど、私のおうちは、小ちゃいテントひとつ。満天の星空を眺めながら、鬼みたいな牧場主。「バカヤロ、なんでこんなところ来ちゃったんだろ?なんておもいながら朝の5時から仕事。
 
 「やっぱり仕事するときは、鬼にならなくちゃだめなのかな?とか、まぁ、いいや、ここに来ちゃったんだし、牛と馬動物達を食わせなきゃ、だけどなんでこいつらこんなに食うんだろう?草ばっかり…。」と思いつつ、カマを振りまわし、草をまとめていく。晴天の日は、とにかく水分をとらないと、やられてしまうし、雨の日は、トラックに積み込む時、草が水気を吸っているのでいささか重い。だんだん疲れてくると、「コノヤロ!コノヤロ!」でまた一段とカマを振り回してしまうのだ。ああ、おそろしい。鬼の様全くやけくそだね。
 そうこうしている内に都会のストレスは、解消され、どんどん単細胞になっていくのです。一日の仕事が終わった後のごはんのおいしいこと…。その時のおうち、テントから見る満天の星空を眺めながら、眠りにおちていくのは、この上ない幸せ…。だけど、毎朝、山羊君達が小屋から解放されて、(何十頭も、いるので、)ごはんを食べに行くのに私の家の前を通る時の「ドドドドーッ!」という音が目覚ましなのである。(牧場の真中に小ちゃいてんとのおうちがあるのだ。) あ~あ。 思い出してしまった。なつかしいにゃ~。あの、単純でハードな日々。あいつらは、もう「肉」になってしまったのだろうか?
 
 
 最近は、と、言えば、雑音の中の生活。で、近所はやたらと、ジジ、ババが多い。
 それでもって、けっこう、優しいのだ。
 そりゃ、そうだよね。街に来ると、あんまり、関りたがらないし、でも全く、近隣を知らないと不安なわけです。何か家でドカドカしていると、なぜか、隣のおばあちゃんが、「湿布」を持ってやってくるので、頭をかきかきできるだけ女らしく、「もーホントに、にぎやかで、スミマセンネ。」と言って、湿布を受けとると隣のおばあちゃんは、ホッとした顔で帰っていく。田舎でも、よくあることのようだけど、若い人達ともっと昔みたいにたくさん話をしたいのだろう。私もそういうのは、ホドホドであれば嫌な事ではないのである。街の中は、雑音だらけだし、「会話」は閉じられた世界の唯一の突破口なのだ。
 
 昨日は、巾50、横、3mしかない土で育てた「じゃが芋」を収穫。ホントに小ちゃい。幼稚園に行くか、行かないか位の子供に食べさせるのがちょうどいいぐらいのかわいいじゃが芋。幸せ©
 今年は、5月末に、田植えだった…。
やっぱり山に雪が降っていないから、水が少ない。「しろかき」をするという感じまでゆかないくらい。しかし、「田植だっ!」ひもを張って、稲を植えていく。”朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん…。“田ん田んと、植えていくのだ。でも、今年の私、といえば、いつもより、酒は飲めないし、腰はだいじょーぶだけど、首がたいへんで長く続かない、休み休み、やらせてもらった。他の皆様に感謝!
 ほんとうに、今年も実り多い年であります様お祈りした。この日は、「かえるの大合唱」の中でトロトロ。眠りについたのである。                             みんな、ありがト。

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