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かぐや姫 ベストドリーミンコンサートレポート


22年ぶりに再結成された「かぐや姫」秋冬コンサートツアーは 11・27(月)新潟県民会館から始まりました。

今年5月30〜31日 ベストドリーミンコンサートinNHKホールで、一応ミレニアムイベントとしての「かぐや姫」は終わるはずだったのですが、全国からツアー要請の嘆願署名まで起きて 大ブレイクしてしまった感を受け この秋冬ツアーにつながった訳なのです。

全国 北海道から沖縄まで 16公演は彼らにとってちょっと辛いものがあるかと思われますが、ともかく元気に始まりました。

自称パンダマネージヤーの私は、本当は全公演ついていきたいのですが、仕事の関係もあり、とりあえず11・28(火〉郡山市民文化センターに行ってきました。以下はそのレポートです。

11・28(火)郡山は夕方から 雪もちらつく寒い日でしたが 2200席の会場は満席で 中年人達の熟気でむんむんしていました。
チヤゲ&飛鳥のコンサートのように 最初から総立ちでわんわん乗りまくることは さすがにありませんが 70年代多感な中学生だった人、ギターを弾き始めて夢中でコピーやってた人の まさに青春の1ページそのものなのでしよう。手のひらが痛痒くなるほどの手拍子が 地鳴りのように沸いてくるのです。

4畳半ソングといわれた「赤ちょうちん」「妹」「神田川」、しっとりと聴かせてくれる「加茂の流れに」「22歳の別れ」「なごり雪」、パンダさんのオリジナル曲「こもれ陽」「僕の胸でおやすみ」「黄色い船」、思想性のある「あの人の手紙」「マキシーのために」、そしてこの秋、リリースしたばかりの新曲「青春の傷み」「街並」−(あまり書くと事務所から怒られる・・)

南こうせつさんの歌声はあくまで澄みきっており、伊勢正三さんのギターテクニックは泣かせる程せつなく、山田パンダさんのウッドべースはびしびし決まり、3人共健在ぶりを強烈にアピールしていました。MCも掛け合い漫才みたいで楽しく会場を沸かせていました。

6時半に始まったコンサートは 9時終了予定が アンコール アンコールで盛り上がり盛り上がり、最終曲「おもかげ色の空」を客席総立ちで歌い上げ10
時5分前 幕でした!

全体の印象としては、お互いに年を重ねたね−という共感と あの熱い思いは枯れてないよな−という共鳴とが ハーモニーを奏でているような暖かい
そして元気が出るコンサートだったと思います。

さて、このレポートはこれからがメインです。

私はコンサート終了後、楽屋を訪れました。屈強なガードマンがうろうろいるのに 何故入れたんだって?−私はパンダマネージヤーとも呼ばれる女ですよ、当然でしょ!......

廊下に出てきたパンダさん−私達は無言で抱き合い、パンダさん「かんのさん よく来てくれたね」
私「パンダさん よく頑張ったね、素敵だったよ」

その後、こうせつさんに紹介してもらって、私「はじめまして マネージャーのかんのです」
こうせつさん「ははは...(笑) お噂はかねがね... 」..握手..や・やわらかい手だ...
伊勢さんにも握手と行くと アサヒスーパードライ缶ビールをコッブに注いでくれて 思わずスタッフのような顔でみんなと一緒に「お疲れ様あ!」−こらこら...
おみやげに持っていった饅頭を こうせつさんに食べさせたり、サインをもらったり、図々しいパンダマネージヤーでした...

ステージでは大きく見えるのに 楽屋で見ると3人共細くて小さくて 普通のおじさん達なんですが、やはり びびっとくるオーラを確かに発していました。

特にパンダさんは 態度があまりに等身大なので よく「運が良かっただけ」「かぐや姫のネームバリューで売れてる男」なんて思われているようですが、決してそうではないのです。

彼の音楽性、彼のポリシー、彼のキャラクターはそれ自体、オーラを持ちスター性を帯びていて(彼は気がついていない・・)
充分にアーティストなのです。私は、5年間 彼のマネージヤーをしていて、よくわかりました。チャンスがあれぱ誰でもなれる「山田パンダ」ではないと、今回のコンサートでも強く感じました。

オーラに魅せられ 私のマネージヤー稼業はまだまだ続きそうです。12・16〜I7 東京渋谷公会堂はもちろん、年明けl・8(月)東京国際フオーラムAにも絶対いきます。
えっ!これってマネージャーではなく「おっかけ」っていうの?
−きやあお〜〜

菅野 幸江

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