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ホタルのララバイ

作詞/サワムラ ヒロユキ
作曲/内田ボブ
 
ほら肩車の上からは
もっとたくさん見えるだろ
あれはホタルの光
水から空へと生まれかわり
また水に生命をもどすために
闇夜の恋にまたたいている
あれはぼくらの仲間の信号だ
 
 
この静かな光のうずを
ふき消してはいけない
天と地をおし流そうとする
嵐にもおそれたりあきらめはしない
あのけなげな虫達の光は
ぼくらの心にもまたたいている
 
 
今日はひねもす浅瀬をハイハイし
キャンプファイヤーもつついたね
その調子で泳ぐこと話すこと
次々とその時にできることをやる
一つひとつの行いが
嵐をこえる知恵となる
一人ひとりがたくさんの
光となってサイの河原の闇に舞う
 
 
ここは四万十流れの岸辺
大昔ここに住んでいた
びげとかみのぷあつい狩人達と
歌と踊り子育てのうまい女達が
そう呼んだままに流れてる
ここは四万十流れの岸辺
 
 
ほら肩車の上からは
もっとたくさん見えるだろ
今きみの瞳は
ぼくより先の光を宿し
ぼくの頭の上に舞う
あれはホタルの光
きみはホタルの光
 

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