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心は戦士として
 
 
    戦いましょう、
     心の戦士として。
    心は生なまもの、
 新鮮な情報と人とのいい関係で、
 夢を常々更新し続けなければ、
 腐ってしまう。
 
  こんな言い方をしてしか、
僕は自分を鼓舞することが出来ないのだが。
  心が萎えてしまったら、
せっかく今までここまでやってきたことが
みんな無駄になってしまう。
 
  でも、戦うといっても、たいそうなことではない。
日常の事々から身を放してみないと、
袋小路の考えに捕われていることが多い。
人は自分の弱みを人につかれることを恐れ、
人はついつい防衛的な行動をとる。
つまらぬ意地で、「有り難う」と言えなかったりもすし、
少しばかりの利権を守るばかり、卑屈になったりする。
 
    戦いましょう、
     心の戦士として。
    心は生なまもの、
 新鮮な情報と人とのいい関係で、
 夢を常々更新し続けなければ、
 腐ってしまう。
 
  世界は日々変化している。
    身近な環境も、三十年前と大きく違ってしまった。
    そして、僕に求められることも、
    また変化し続けている。
 
  僕も代わり続けて来た。
    内から出てくる欲望のそのものの種類が変わってしまった。
    体も昔のようには動かなく、
    そこら中に不安の種が見え隠れもする。
 
  もう同じことを同じようには出来ない。
    新たな方法と新たな答えを捜し続けなくてはならない。
    だから、
    心は常に柔軟に、そして時には鋭くしておかなくてはいけない。
 
  アウトローとなることを決めてしまった時から幾十年。
      その都度その都度、時に人に助けられ、
        それなりの答えを見つけてきた。
      そこはこれからも、変わらないことは確かである。
 
3 Oct 2005 Mamoru Muto

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