明るい光の中で
朝日に照らされ、木々や梢が窓に明るくゆらいでいます。
今度は、どんな素敵なことに出会えるのでしょうか。
そして、どんな素敵な人と出会うことが出来るでしょうか。
気持ちはいつでも王侯貴族でありたいものです。
もちろんお金や物質的なことではありません。
どれだけ豊かな気分になれるかと言うことです。
「愛がない」などと寂しいこと言わないでください。
自分から優しさや親しみの心を示さなくて、そんなこと言わないでください。
そんな通どおりがとおるのは、子供の時だけです。大人のすることではありません。
猫だって犬だって、植物だって、
愛情を持って接すれば、精一杯返してくれます。
残念なことに人間だけです、ひねくれて素直でないのは。
誰でもストレスを持つと人に優しくできなくなります。
そして、人を悪意でしか見れなくなってしまいます。
人は優しさと愛情の接着剤によって始めて人間になるのです。
優しく接することができないと感じたら休みなさい。ゆっくりと。
疲れやゆがみが取れれば、誰でも優しくなれるものです。
本当の心の王侯貴族とは、
小さな私が、小さなあなたとつながり、
そこに、猫がつながり、犬がつながり、草がつながり、木々がつながり、
さらに、川がつながり、海がつながり、雲がつながり、空がつながり、
月がつながり、星々がつながることです。
そして、それを感じ取ることが出来るということです。
今度はどんな素敵なあなたと、出会うことが出来るのでしょうか。
次はどんな不思議な事件に、出会うことが出来るのでしょうか。
明るい陽に照らされ、ゆったりと揺れる木々と一緒の冬の朝です。
2004年12月 Mamoru Muto