北斎とポッター
去年の十二月、借家を壊して建て替えたいので出ていってくれと、言われた。
気持ちを前向きにする為に、考えたのは北斎だった。
僕は北斎になれば良いと。
引越し魔の北斎は、年に何度も引越しを繰り返した。生活を変えことは視点の変えることです。
それ故に北斎は引越しし続けたのでしょう。
夏に入り、大工仕事が復活しない。コロナで出来た借金返済の見通しが立たなくなった。
生活保護申請へと追い詰められる中、思いついたのが「ポッター」です。
作家のジョアン・ローリングは、離婚し生活保護を受けている時に「ポッター」という主人公の名前を思いついた。
なら僕も、ハリー・ポッターをテーマにして、破産と生活保護申請を乗り切ろうと思った。
2022.12.3. Mamoru Muto