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 寒 の 季 節

一月に入ると、小寒、大寒と続き、
何もかにもを凍てつかせてしまう。
今年も日本海側からは、
豪雪のニュースが流れてきて、
空っ風の太平洋側では、
オミクロンのニュースが世の中を覆う。

しかし、この寒さ嫌いではない。
寒さに真正面から立ち向かった時、
そこに純な精神が、キラキラと輝くからです。

冬至からしばらく経ち、太陽は弱くはない。
雪国で育った、僕の遠い記憶。
白い雪と、凍り付く空気と、堅く純な光と、
少年の純な精神とが、重なっているのです。

信じましょう、季節は巡るものです。
氷の世界が、永遠に続くことはありません。
輝きを増す、陽の光のように、
小さく清き少年の精神は、
逞しく成長するのです。
それを夢見、未来と重ねましょう。

2022.1.14. Mamoru Muto

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