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自然体で生きる


 山に行き、海に行き、古代人の生活をまねることが、自然に生きると言う事ではありますせん。
 科学や知識は自然と対立するものでもありません。
 パソコンやテレビ、情報機械も同じです。IT技術は、自然の物理現象に依拠しており、すこぶる自然的な産物です。
 SNSの世界は、百年前の噂話の世界と何ら変わりはありません。

 古代の聖人は、内なる自然と外なる自然の一体化を求めて、修行しました。
 それと全く同じなんです。内なる自然の声を聞く事、社会という自然や更にその外側の自然との調和を探す事、それが自然体で生きるということです。

 静かに身体の内側から聞こえてくるメッセージを聞いてください。月が一ヶ月で満ち欠けをするように、身体もその波動を感じて動いています。天気が下り坂になれば、体調は不安定になります。身体は大自然の産物なのです。
 ストレスはこれら自然の波動よりは、社会生活の中で要求される波動と、自らの内なる波動の相違から生まれることが多いのです。その違いを調整してやれば、負担を緩和して安らかに生活できます。

2020.12.8. Mamoru Muto
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