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ク レ ー ム


 何人から、最近韓国批判の文章がと批判がありました。僕に弁解があるとしたら、それは韓国からの日本の放射能汚染の非難が耐えきれない。ということです。
 僕が福島県出身者で「風評被害」の大きさを他の人より感じているからです。そこで生活せざるを得ない人々にとり、うわさ話は死活問題なのです。

 それらのほとんどが、科学的根拠の乏しいもの、時には捏造だったりしています。オリンピックの韓国選手団の食料を韓国から運ぶ、と言った滑稽は話まであります。ソウルと福島市の放射能値はほとんど同じですよ。  ここまで来たら黙っている必要は無い。病的なナショナルナリズム、突出した政治的主張は批判すべき、と思ったのです。

 現在、韓国では左派運動が盛んです。女性の権利要求など、韓国社会を根本から変えようとしています。左派運動そのものには賛成です。ただ日本の過去ののことに関しては、思考を停止しまっています。その延長上に日本叩き、日本の保守は批判、放射能汚染叩きがあるのです。
 リベラルを志望するなら、政争の裏に隠れた、原発弱者のことも考えるべきなのです。

 僕はイデオロギー中心の当時の左派運動にへきへきしたので、水俣病患者支援運動に参加したのです。「政治的なことは言うな、ボランティア徹せよ。」と言ってくれたからです。

 右派と左派、図式で政治的立場を見る見方は大嫌いです。政治団体は右派左派を問わず、自らが所属する利権を守のが一番の目的です。正義を掲げより多くの大衆味方につけた方が勝ちです。大衆は利用する道具しかないからです。
 自由であること、人権が保障されていること、多様な考えが共存すること、情報が隠蔽されないこと。それらが僕の一番大切にしたい政治信条です。

 韓国に左派政権が成立して、日本の右派政権と激しく対立しています。基本的には良いことだと思っています。不買運動や、放射能の風評被害で、一般の人も巻き込まれますが。大切なのは日韓の間にある様々な問題が浮き彫りになるからです。
 大衆は馬鹿ではありません。今まであまり考えずに同意してきたものを、より客観的に見ることが出るからです。
 日韓関係は複合的です。共存共栄する外ないです。過剰な認識はいずれ淘汰されてゆきます。必要なものだけ残ります。だからこの対立はあまり心配していません。

 最後に、僕らの時代は終わりました。若い人は感性で行動し、お互い良さをを認め合っています。未来は彼等に任せましょう。

2020.4.12. Mamoru Muto

 余談ですが、
 コロナ対策で日本の検査が伸びないのは、日本医師会という政治団体が、医療崩壊を理由に検査の拡大に頑強に反対しているからです。韓国方式がより正しいのに、医療崩壊を防ぐ手だてはいくらでもあるのに、自分たちの利権を優先したからです。
 その近視眼が感染者を増やし、より医療崩壊の危機を招き、修正せざるを得なくなった。間違いは淘汰されるのです。

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