乱蘭通信
それは、日記であり手紙。
高校生の頃から、日記を書いていた。
そして、よく姉や友達に手紙を出していた。
面とも向かうと、相手に合わせてしまい、自分を上手く表せなかったからです。
内向きの性格は、外にははにかみだったり、聞き手にの役割に回ってしまった。
世間に流されないため、日記をつけ始めたのです。そしてそんな僕を分かってくれそうな人に、手紙を書いていたのです。
日記は僕にとり心の財産、宝物でした。
大学を辞めるべきか否かと、また、
水俣病の支援運動辞めるべき否かと迷った時、
心の財産は大きな冒険を阻む力となって立ちはだかった。
そしてある時、十数冊の日記帳を捨てる決意をした。
でも、その頃新たな日記帳は増え続けた。
40歳を前にして、認識の変更に迫られた。胃を切り、歯が抜け始め、僕のうちにある病的なサイクルの是正に迫られた。
そこで始めたのが乱蘭通信です。
日記とほんの数人の友人のみの行為を、不特定多数に晒すことにより、歪みを是正しようと思ったのです。
精神的ストレスは、自分の認識と周囲の認識のズレの中で起こります。
日記という小宇宙と世間様のズレが、精神的から最終的には、肉体的な重荷となって、身体を破壊するのです。
ほんの数回と思い始めた新聞が、三年続き、溜まっていたのもが、大方吐き出され、もう辞めようかと思ったら。
でも新たに僕の新聞を楽しみにしている人も出て来たので、辞めずに続け、今日に至った訳です。
運転免許更新、府中試験にて
2017.12.22 Mamoru Muto