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引っ越し  ゴ ミ     



十年という時間は長い、出てきたゴミは300kg。
前回は大幅に捨てて、身の回りをコンパクトにしたので、
今回は少なくこの程度で済んだ。

ゴミは僕の都合で、不要になったもの達です。
有用か無用かは人間側の都合です。
昔の人はものにも魂が宿り、身勝手人間の都合に、
「ものが妖怪化」すると警鐘を鳴らしたのです。

ものの魂を認めなくても、ものは人間とともにあった時期、
ものへの思い入れを記録した心の記録簿でもあるのです。
ゴミにして捨てるとは、自分の心も捨てる事になるのです。
無造作にものを扱うことは、自分の心を無造作に扱う事なのです。
昔の人は悪霊化すると戒めのは、何と合理的な説明です。

だから、
感謝という言葉を添え、ものはゴミにしないといけない、のです。

2016.3.16  Mamoru Muto

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