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馬    鹿
 
人生は馬鹿がいい。

大馬鹿は人を困らせるし、最後は自分がその付けを払わされるから、
お勧めできないが、
少々の馬鹿は、とてもいいことです。

お利口はダメです。なんでも窮屈にしてしまうからです。
他人か関わろうにも、すきがないから、近付きにくい。

その点、馬鹿なら人は、ああすればいい、こうすればいい、
と近寄って来ます。
欠点が友達という大きな財産を得ることとなります。


社会は総合力。
秀才だけ集まったって、普通よりちよっといいことできるだけ。
でも、馬鹿だが個性的な連中がうまく絡まった時、
偉大な仕事をします。



馬鹿とは、
あるものに長けているから、
他の部分が少しおろそかになるということです。
多くの人の真実の姿です。

得意なことすれば、
誰でも他の所が抜け落ち馬鹿になります。

また、
馬鹿なことしないと神経を緊張させていると、
自分の得意なことまで殺してしまうのです。

だから、
程々な常識派より、程々の馬鹿は素晴らしい。

9/9 2011 Mamoru Muto

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