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いざ、荒海に帆を上げて
 
 
若い頃の句です。
ドヤ街で絵を描き始め、
やっと、自分の言葉らしきものを見つけた頃です。

家族の期待や、友達の優しさを振り切り
裸の自分と向き合うことが出来た。
知らない世界のことを始めた頃です。


木枯らしの吹く寒い曇天の空、
明るい雲の一角、微かの青空も覗き、
数十年前の記憶が蘇り、広がった。

くすんじゃ、いけないぜ。
何時での光り輝いていなくちゃ。
心も身体も甘やかしちゃ、くすんじゃうぜ。


友から野菜が届いたり、田舎からお米が着くや、
はたまたお金も届いたり、なんとまあ僕は幸せ者。
この言葉の頃とは、一転した世界にいる。

でも、もうそろそろ、旅立つ頃。
新たな空気を入れないと、輝き続ける事は出来ないから。
それが僕の一番の仕事だから。


荒海に帆を上げて、新たな夢を探し、
いざ、久遠の彼方を目指して。
 
11/29 2009 Mamoru Muto

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