思い出すまま - homeprev next


オウム、オウム

 

 新聞も、TVも、ラジオもオウム、オウムとやっているのでついつい耳や目を傾けてしまう。二年前まで僕の甥っ子が統一教会に入ってしまって、ドタバタをやっていた。幸いにも甥っ子は脱会してくれたのでほっとしたのだが。時代は確実に代ったのだなと感じる。教祖の麻原には昔からシンパシーを感じられないのだが、それは世俗的な部分だけ目につき、宗教家、行者としての普遍性に伸びて行くすがすがしさを感じられないのが原因なのだが。魂の救済を叫ぶものが、金や、組織の拡大といったものに急速に変化してしまう、いくら現代が変化が早いといってもそれは早すぎる。そこに無理があるのでしょう。それと、新興宗教なら、何か新しいものを感じるのだが、それが余り感じられない。色々な宗教を便宜的に使っているだけなのです。

 好きになれないことばかりなのですが。真面目な幹部たちの真剣さ、真面目さを見ていると、別のものを感じるのです。それは、若さと言うものの特権は、反抗です。それが集団となった時、それは応々にして、反社会、反国家的過激な行動に移ります。戦前の2.26事件の青年将校たちや、戦後の共産党や、70年前後の過激派と言った具合にです。僕には今はカルトと言った装いをして表れてきたように思えてなりません。何でも良かったのです、現在の日本の平和や、豊かさや、科学技術の反対側にあるものであればなんでも良かったのです。ホルマゲドン、という考え方は現在の破局であて、キリスト教の戒めの教えではない。そんな気がするのですが。 昔左翼というより、半分宗教的な響きがあった水俣に係わった。実体のない虚無からの脱出だった分けだが、私の場合、水俣だから係われたのであって、新左翼のセクトや他の闘争ならそんなに長続きしなかったと思う。明確な肉体被害、神戸の震災のような何かしなければ行けないという明確さがあったから付き合えたのです。そこから出発して反公害闘争あたりまではいいが、階級闘争がどうのとなるどうも付も着いて行けなかった。気持ちはとても分かるのだが。

 この教壇の場合、ヨガや宗教に興味をもっのは非常に健康的なのだが、その先が全く駄目、現代社会の縮図そのもの、一種のガンです。劇画の作家になったら大成功したと思うけど。コンピュータゲームと劇画で育った世代が、それからの脱出を試み気ずいたら、より強い呪縛の中にいたという悲しさを感じるのだが。

 難しいのもこの辺です、修業といいながら、小さい部屋に閉じこもり、薬や、TVビデオ付、個別化され、管理化される。これは、受験やサラリーンの管理そのもの、組織の持つ悪いノウハウだけ集めている。拉致や、殺人いったものは分かりやすいので批判できるけど、この部分は日本の社会そのものです。

 

ミュンヘン

 6月頃ドイツに行こうと、今までの借金を返したり、真面目に働いていたのですが、一向に計算通りに行かないので取り合えず延期です。金の話だけとなると、精神的に段々余裕が無くなって行きます。

 ミュンヘンのノラさんはリュウマチでたいへんなんです。温泉や、民間医療の友達など紹介するから日本においでよ、と言っているけど、どうなりますか。糞真面目な日本人ではなくこ通信の読者のような自分のライフスタイルを楽しんでいる人々に是非会わせたいのですが。

 面白い人なので、してあげたいことは色々あるけど、経済的な余裕がないので、日本からガンバレガンバレと声を掛けてやるぐらいです。

 

 そんなりゅうきょうなことをいっていたら、日本に来ると言い出しはじめ。7月31日に日本にきて、大月の僕のアトリエに当分住むこととなると思います。ので宜しくお願いしまする。楽しくやりましょう。しばらくは、大月の静かなところでゆっくりと骨休みをして、ドイツの垢をとっていただく予定です。

 

大月アトリエ

 3月に田舎の京都に帰ったらお母さんの衰弱が進んでいるので、しばらく田舎に帰った染色家の小谷さん、その留守番と言うことで僕が借りました。二階を改装すると僕の絵の道具はすべて入ってしまいます。古いほうも住みずらいけどなかなか雰囲気ある場所なので捨てがたく、昨年の舞踏会のような使い方をしよう。夏はいいのです。隣が民宿で鉱泉ですので、遊びにきて使って下さい。

今はたけのこ(真竹)の季節、隣のおじさんの話だと、猪が夜中ゴソゴソやっているとか、キツネが靴をくわえて行くとか。キツネの歩き方は優雅です。月夜にピヨンピヨンと歩いているとこなんかいいですよ。東京からここに来るとほっとするのです。

 

個展

 昨年の夏に昔、入院でキャンセルした絵の展覧会やり、心の中でずっとつかえていたものが取れました。またここ5.6年の砂の絵もやりたいことは大方やってしまったようなきがします。そんな分けでことしは休みます。一月展覧会も、Noraの字に食べられてしまって、ダメ。年一回以上は個展をやるという方針も少し休憩。

 1月のNoraとの展覧会の字を見ていて、こいつは付き合い方さえ間違えなければ面白くなると納得できたのです。Nora-Mutoシリーズの本格的スタートとなるか、別な企画になるか、もうしばらくお待ち下さい。

 

インスタレーション

 不景気の影響でとうとう丸山さんの工場が移転せざるを得なくなった。良いアルバイトが無くなってしまって、今年はじたばたしています。丸さん所では良い条件で仕事させてもらったし、仕方ありません。仕事も除々に出てきいるし、早く以前のように復活してほしい。

 

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  筍と山菜を食べる会

 

 

  本当に空気の美味しい季節になりましたが、如何お過ごしですか。

  大月に新しく(小谷さんの留守番として)アトリエを借りました。

  突然のことで、広く日当りも良くなったけど、どう使ったらいいか

  途惑っています。これから良い使い方を考えなければなりません。

  取り合えず見にきて下さい。筍や山菜で庭で料理を造りながら緑を 

  楽しみましょう。近くの温泉にでも行きましょう。                                           武藤 守

 

       予定~泊まれる人は前日からお出で下さいa  

  5/21(日) 午前 筍堀り、パーティa午後 秋山村の温泉

     (バーベキュー、竹の鍋で作る炊き込みご飯、椒みそ田がく       山菜のテンプラ、etc.作り、鴬の声を聞き、青葉の山       眺めながら食べましょう。)

   ※空いてる土地を畑にしてもいいよ、野菜の種や苗を持ってきて下さい。収穫に来なくてもしっかり食べて上げます。

  5 0554-22-6834  大月市猿橋小沢1080        0425-46-0762(昭島)

  酒代、冷蔵庫の余り物を持ちより温泉代500円ぐらい

 


 
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乱蘭通信に代えて

 

 次号の通信の原稿を何度か書き始めたのですが、心が定まらず伸ばし伸ばしになっています。今後の方針がはっきりするまでお待ち下さい。

 

 春にドイツに行こうと計画していたのですが、金がないとかうろうろしている内、Noraが日本に来る話になってしまいました。情けない。彼女も体の調子が良くなく、お互い大変です。大月に新しい家を借りましたのでそこで静養してもらうことにしました。是非皆さんも遊びにきて下さい。Noraには30年間のドイツの垢を多少なりとも取れたら、素晴らしい仕事をしてくれそうな気がしまので、あれやこれや考えている次第なのです。

 昨年の夏、病気でキヤンセルした昔の仕事を無形の家で展示して、頭の中の整理が付きました。このまま自分の世界にのめりこんでも良いのですが、Noraのような面白い女に出合ったのも、何かの縁です。もしかしたら、僕にとっての新しい季節も更に面白いものにものに変化するかもしれないと思った次第です。

 

Noraの帰国祝いのパーティーと思ったのですが、死んだ思いで飛行機に乗るので。と言っていました。しばらくは時差ぼけでそんな気分ならないと思いますので彼女が来る前に、そう麺ながしでもしましょう。

猿橋小沢の夜は凉むのには最高です。 

                            まもる  

 


 

 

流しそう麺の会

 

 夏の夜涼みながらビールとそう麺を食べましょうか。なあんにもありませんがゆっくりとしましょう。風呂にでも入りながら

 

7月29日(土)夕方から30日

 

大月市小沢  武藤宅

     5 0554-22-6834

持ち寄りパーテイです。シュラフ、もう毛布など車の人はお願いします。29日は朝からだしを取ったりしています。電車の人は駅より電話下さい。

Noraの帰国待ってからにするつもりでしたが、それは別の機会にしましょう。夏の始めだからそう麺が美味しいので、

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