金さんの山小屋

 お盆過ぎ、青梅に住む金さんから電話があった。山小屋の土台が腐っているから、直して欲しいと。気安くオーケーを出したが、何時もは人のいない山小屋、一箇所だけどいうことはあるまい。と考え始めると、悪い方に、悪い方にと考えが進む。この秋何度か行かざるをえないかも。
 万福も小川さんも来るという、大森さんも。八月二一日、万福と小川さんを拝島駅で拾い、大菩薩、和田峠の手前、落合と一ノ瀬の中間にある山小屋に向かった。流石に奥多摩湖を過ぎると涼しい。僕の心配は当たらず、二日あれば腐った箇所の材木を取り替えれば良さそうだ。ああ良かった。

 夕方、みんなで丹波村の温泉まで出向く途中、三頭の鹿を見かけた。こちらに気付くとすぐ逃げ出してしまい、良い写真が撮れなかったのは残念。夜、明かりの下にたくさんの虫がやって来る。夏は虫の季節である。都会では味わえない、生態系の豊かさである。山小屋のそばに立派なヒノキがそびえていたり、岩に生える苔が美しいかったり。うどんも打ったのだ、大工仕事と一緒だと上手く行かない。今度はうどん打ちだけで来たいものだ。



















野生の鹿を見かけた。



虫が多い、生態系が豊か。