歌垣 古代の風習
 春と秋に、川や山など一定の場所に集まって、豊穣の神々に祈りを捧げる豊穣祭が元々のお祭りです。祭の目的が男女の出会い、交流、意思確認に移っていったものです。
 飲み食いをしながら、男女が二手に分けれ、自作の歌を掛け合うことがメインイベントなります。未婚の男女にとっては、好きな相手にへの求婚となるわけです。時にはセックスまで許されていた。セックス自体が豊穣を願う神事と信じられいたわけです。
 この時、歌は基本的に五、七、五のリズムに載せて歌われるわけで、それを文字で書き取ったものが、後世の和歌です。和歌の数で一番多い相聞歌は男女の情愛の歌です。古代の日本は、性に関してはとても開放的でした。
 
 魔女の祭のとして、キリスト教徒から否定される「サバト」も元々こんなお祭りだったのではないでしょうか。キリスト教以前のゲルマンやケルトの人々も、神々に捧げるお祭りに合わせ、男女の出会いの場を確保していたのでしょう。時にはセックスも含んで。でもこの場合、集人が認めるセックスなわけで、陰湿なものではなかったと思います。
 それを淫乱と決めつけてのは、キリスト教の狭い性概念です。