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乱蘭通信87号TopPaze
   2004年1月15日発行


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No87・Menu

   持ってる以上は与えられない
      ・・・・えーこ

   冬の日差しの中で
   明るい光の中で
         ・・Mamoru Muto

   詩人とテロリスト
         ・・小牧みどり

   2004年1月3日 雪
         ・・守田幻蝶

   路頭  ・・・・八木雅弘

   コンクリートの上に咲く花
         ・・澤村浩行

   江戸の師走 風物・食材
   今の暦では一月半ばから二月半ば頃

   母の死
   思い出すまま
         ・・武藤 守

   うめ
         ・・早春の植物

   ・・・・・・・・・・・・

   ウエサク祭
   ヤクバター
         ・・木股忠明

編集後記

○ インドからサワさんの原稿に自殺や、離婚の顛末が書いてあり、「おお来たな、重い話が」などと思っていたら、僕自身の身に更に過激で重い事件が起こってしまった。年末年始と心の中はジタバタとしております。今回は皆さんも少し私の重い話に付き合ってください。

○ 今年は吉沢さんの七回忌だそうです。もうそんなになったんだ、時間のたつのは早い。この前あった岩淵君と「何かやろうよ。」と話をした。また富士山に登りましょうか。

○ この新聞は母と僕の和解に大いに役立ちました。始めは読んでくれなかったのですが、そのうち熱心な読者となりまして、興味あることは電話でよく感想を言ってくれました。唯ただ今は冥福を祈るだけです。

○ 予想外の不幸の次は予想外の幸福が舞い込むはずです。大黒様宜しゅうお願いいたします。大金を拾うとか大恋愛に落ち入るとか、僕は「予想」せず期待していますよ。

○ 今回は高橋英子、小牧みどり、守田幻蝶、澤村浩行、八木雅弘、木股忠明とムトウの原稿で作りました。 次回は三月に入ってから出す予定です。



背景写真
十二月の半ば、木枯らしのおさまった昼、行く先も決めず車に乗った。いつしか車は秋山温泉を過ぎ道志に抜ける山道に入った。曲がりくねった道を昇って行くと空は開けて行く。今日は雲一つなく、風も弱い小春日和である。厳道峠まで昇ると遠くに白い富士山が望めた。紅葉も最終版になり、枝に残る葉を数えられるほどになっていた。数枚の赤い葉っぱ越しに見下ろす山村のたたずまいはなかなかいい。亦、青い空に白いススキはなんときれいなことか、何枚も写真に納めた。
車は道志村を抜け、山中湖まで向かった。なんと言うことだろうか、今日は南アルプスまでよく見える。忍野村などをゆっくりとドライブして、都留市へと抜けた。(M) ( 山中湖と南アルプス→ )