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めぐらの毎日がパンク!

メグラ

 

 2001年6月9日ロックの日に燃えるめぐらガオー!!

 その日、日比谷野音は熱く燃えていた。

 AOHARA特派員めぐらと三上寛の息子そうちゃんはさっそくバックステージパスをGET.

 なんと、あの伝説のバンド頭脳警察が最結成されるのである。日本のパンク・ロックの元祖ともいうべき存在が、頭脳警察だ。パンタとトシというふたりで、69年に結成され、72年に『頭脳警察1』をリリースするが、あまりに過激な内容のために発売禁止。そこで同年、それを改作した『頭脳警察セカンド』をリリースするが、これも発売禁止になるという、壮絶なデビューを飾った。政治や社会風俗をアナーキーに歌い上げたその楽曲や、成田三里塚でのコンサートなどといった活動は、まさに“反体制”で、黎明期の日本のロック・シーンに大きな影響を与えた。頭脳警察は75年に解散し、ソロ・アーティストになったパンタは、その後もアグレッシヴな姿勢は崩さず活動。

 そしてわれらがトシはパーカッションソロをはじめ、ギャアテエズにかかせない主要メンバーである。いつもの楽しく優しいトシがそんなとんがったすごい人だったとは!とびっくりのめぐらなのであった。若いファンにまじりヘルメットをかぶった頭警リアルタイム体験ファンとみられる団塊の世代とみられるファンも大勢いて、何とも異様な光景と緊張感の中、サウンドチェックの大爆音がひびいている。

 もうめぐらのわくわくも盛り上がり、テンションがいやがおうにも、もりあがっていく。しゃれこうべから宝石がこぼれる超ナイスなフライヤーとステージ上のBRAINPOLICEの文字が浮き上がりオーディエンスもぞくぞくとふえてゆく。

 なにしろ、パパとの即興漬けの日々が終わり、今から始まるめぐらのロックな人生である。

ロックのことはなんにもしらないけどギャアテエズのマネージャーである。

ああ、なんとパンクな人生であろうか?破壊、再生、またまた破壊。いつもはらはらどきどきスリル満点の人生である。

 70年代の出来ごとにはとても興味をそそられるし、そのころリアルタイムでそこにいた人々(パパも三里塚コンサートで演奏してトマトをなげられたらしい)もたくさん知っているのである。なんだかとても不思議な時間差なのである。

 さすがに赤軍のアジテーションはなかったもののさよなら世界夫人、コミック雑誌なんていらないなどが次々と演奏され、めぐら、そうちゃん、会場でであったろくちゃん、ジルのみい君などみんな立ち上がって叫んでいる。もちろん、めぐらも「としー!」と連呼しながら踊る踊る。そうちゃん、チキンスキンぼろぼろ状態。いやあ、もえました。70年代をかいまみたって思いでした。

 さあ、演奏が終わってすぐさま楽屋へ汗だらけのトシにだきつきーの「めっちや、かっこよかったー!!」と完璧ミーハー怪獣めぐらと化す。

 パンタさん、しろはだぽっちゃりにこにこで、はあなんとも、ああた、時がたったのもわすれていいのか、やっぱり時はたってしまったのか、わけわかめちゃーん。何はともかくビールで「おつかれさまでしたー!」しかあし!!!これではまだ、終われない。

 次ぎは高円寺「シンバライン」でのギャーテーズにとしをつれてかけつけるミュージシャン使いの荒い鬼マネージャーめぐら。ビールとやきとりというトシ復活定番メニューをたべてから、もうひとしごと。ギャーテーズはベースのヨーカイが右手首骨折のため欠演でちょっといつもと趣きのちがう演奏。としもこころなしかおとなしめ。

 しかし清僧さんたちのテンションはいつも以上。のりのり、ふにゃふにゃ、いけいけで快い恍惚感を引き出してくれる。しかもちょっとエスニックな感じのギャーテーズは普段あまりきけないしっとり感もありいの超レアものでお得でした。

 いやはやロック漬けの長い一日も終わり、うちあげは台湾料理屋であさまで。みんなぐったりの中の深い満足感で酔いがまわるまわるまわある、ららら花のように!!!

てなわけないか。まあ濃いいいちにちではありました。

 

 「めぐら、宇宙人に帰っておめでとうパーティー」at マダム陳家

6月28日、OLからやはりまさかやはりの脱落のめぐらにやっぱし宇宙人は宇宙人でいてくださいのありがたいお言葉と励ましのなか、明大前マダム陳家のパーティーがひそやかにも、はなやかにおこなわれました。陳さんはもちろん、かつての上司キムチとその友人、またまたあらわる謎の蕎麦うち名人でお坊さんの吉岡君、ちょっと少女の恥じらいを見せるようになったみるも、めぐらとは双児の兄弟ともいえるほど、ぴったしぴったしでふしぎなひとことでは言い表せない今最もめぐら的には旬なそして長いつきあいになりそうな漫画家マーシー。熊本の味噌豆腐、豆腐サラダ、手巻寿司、などのごちそうとビールでかんぱーい!おめでとうに感涙にむせぶめぐらであったのであるます。

 吉岡君のウクレレ般若心経も楽しい口語体でギャーテーズのパンク般若心経ではわからなかったとこもわかったねと皆、大満足のお勉強。ウクレレの魅力のとりことなったメグラとマーシーはうくれれバンドを作ることを決定。

 アロハシャツにうくれれでキングクリムゾンの21世紀の精神異常者とあっこちゃんすきすきを歌い関西ツアーをおこなうというぶっ飛び企画が早くも動き出すという思いもかけずびっくりの夜なのであった。ああ、おいしおもしろかった。陳さん、どうもありがとう。説教ぬきで。くくく。

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