戸隠鏡池

撮影の思い出・・・土屋耕三

毎年、春・夏・秋と長野、飯綱、水輪にでかけてます。丁度気功で有名な中先生がこられワークショップをされています。

１１月３日、凄い雨でした。低気圧が抜け、深夜には素晴らしい夜空になりました。

翌１１月４日、天気がいいので戸隠奥社にいき、さらに鏡池で樹林気功をするということになりました。低気圧が抜けた後というのは、最高の撮影日よりになります。空気の水分が飛び、空が抜けるようになるのです。その日は特別でした。今まで、何年も飯綱、戸隠に通い、写真を撮ってましたがあれだけ澄んだ空というのは始めてです。戸隠神社奥社まで上がったのですが、まるで宇宙空間にいるような深い青（蒼）空なのです。奥社から鏡池にいったところ、奇跡的にまだ紅葉が残っていて深い蒼空のもとで光り輝いていました。

あの写真は、鏡池の中に残っていた枯れ草が光り輝いていたのが気に入り、画面右下におくような構図で撮ったものです。蒼空というくらいでしたので、山陰の部分の木も青くうつってます。東山魁夷先生の絵がそういうモチーフで描かれてますが、ほんとに、そんな景色あるんですよ。

で、実は、私は中先生より先に鏡池に到着したもので、うわああああ！これは凄い景色や！！！と撮影開始。夢中になってしまい、先生が生徒さんたちとともについて、樹林気功をされていたとき、私は全く気づいていませんでした。は！と気づいたら、皆さん引き上げるとことでした。

表紙写真

撮影日２０００年１１月４日昼２時頃場所戸隠鏡湖。

フイルムＥＢＸ１００カメラＥＯＳ１ＮＲＳＥＦ７０－２００ＬＰＬ使用。ｆ８シャッタ速度は１／１０くらいかな２／３ＥＶづつ露出を変えて撮ったうち、一番暗い（色が濃いの）を選択。

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