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ウクライナ Ⅰ


 ウクライナ戦争が始まって、日本語で読める報道を隈なく覗いています。ウクライナ人、ロシア人といった民族問題ではありませんね。自由を求める人々と日々の生活が出来れば良いという人々との葛藤です。

 独裁者は静かな人々をうまくコンロールしている訳です。「自由」とか「民主主義」とかが、多くの人々の血に塗られて、生まれて来たことを、歴史教科書を見るような戦争です。

 歴史は動いています。ウクライナ戦争は21世紀の話ではなく20世紀の典型的な、自由を求める市民と権威主義者の戦いです。

 勝手、世界を支配した大英帝国は、小さな国に分解しました。大英帝国の場合は、血はあまり流さず、話し合いにより分裂解体しました。
 しかしソ連帝国は、多くの血を流して来ました。その最終段階がこの戦争です。

 ウクライナとロシアは先祖を同じくする、親戚国家です。それ故にウクライナが離反することに、プーチンは、我慢がならなかったのです。
 しかし、政治的自由知ったウクライナ市民にとっては、命を賭けるに値する戦いなのです。ここまで来たらプーチンの負けです。ソ連帝国崩壊の最終段階です。そして恐らく多民族国家である現在のロシアも分解し始めるでしょう。
 恐らく21世紀は国家という枠出来なく、EUの様な、世界は条約によって緩い連合体、汎国家の集合となり、国家はその地方政府へと代わり、国家の垣根は低くなるものと思われます。
2022.3.17. Mamoru Muto
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