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コロナ休暇でみつけたもの

仕事がなくなり、時間のは潰し方に苦労するようになった。
散歩を改めて発見した、歩くことの大切さです。
そこで、見えてきたものの一つに、公園で遊ぶ子供達や杖をつき歩道を歩く老人達です。いわゆる弱者と呼ばれる人々です。

いつもゆく谷戸原の公園、いつも見かける足の不自由な老人いました。
杖をつきゆっくり歩いているのです。その様子から、恐らく脳血栓などの病気から運動の自由が奪わられリハビリのため公園を歩いているものと思われます。
それが毎日、毎週、毎月となると、足の自由を取り戻したい、執念が感じられ、感動さえを覚えました。

コロナ休暇で再度見たものは、こう言った弱者達との出会いです。
まだまだ僕らの社会は捨てたものではない。町を歩けば、彼等に対する優しさが、いたるところで感じられるからです。

2021.7.22. Mamoru Muto

 もう半世紀ほど前、僕が東京に出てきた頃、この国はなんと弱いものに冷たいのかと思った。
 例えば歩道、15cm車道より高くなり続いて居るかと思えば、次の交差点では突然なくなる。スロープ上になっていない。
 これでは歩道を車いすは通れない。年寄りや障害者は家から出るな!といっているのです。僕は憤慨した覚えがあります。
 今町を歩くと、年寄りや障害者の気配りした町作りになっています。当時とは雲泥の差です。
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