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宝蓋草申告一つ済ませ来て 作者不明
日の射せり三階草の咲く辺り 作者不明
日の畦に膝つきて摘む仏の座 木内彰志
背広召す日の僧と逢ふ仏の座 丸山佳子
バス停を囲みてやさし仏の座 杉竹
仏の座河原一面南無菩薩 杉竹
春の野の仏の座とて咲く花の君が唇淡き紅 横雲
道端に咲き乱れてる紫の宝蓋の草蹴とばして春 やゑ
呼び名 : ほとけのざ(仏の座)
さんがいぐさ(三界草、三階草、宝蓋草)
ほとけのつづれ、かすみそう
学名 : Lamium amplexicaule
Lamium : オドリコソウ属
amplexicaule : 抱茎の
Lamium(ラミウム)は、ギリシャ語の「laipos(のど)」が語源で、葉の筒が長くてのど状に見えることに由来、との説がある。
誕生花 : 二月八日
花言葉 : 調和、輝く心、小さな幸せ
↑ キク科の「田平子」
春の七草の「ほとけのざ」はこの花ではなく、キク科の「田平子」(たびらこ)のことです。
ほとけのざ
(さんがいぐさ、ほとけのつづれ、かすみそう) Lamium amplexicaule L. 〔しそ科〕
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アジア、ヨーロッパ、北アフリカに広く分布し、畑のあぜや道ばたに普通にみられる1~2年生の小形の草である。茎は細く四角形で下部で多数枝分れしてむらがり、高さ10~30cmとなる.葉は対生し、上部のものは半円形で柄がなく長さ幅ともに1~2.5cm、下部のものは円形で長い柄があり、長さ幅ともに1~2cm、ふちには鈍きょ歯がある。4~5月頃、上部の葉のわきに紅紫色の小さい唇形花を数個密に輪生する。がくは長さ約5mm、毛が多く5裂し、花冠は長さ17~20mm、筒部は細長く下唇は3裂する。閉鎖花をつけることが多い。春の七草のホトケノザはキク科のタビラコのことであってこの植物ではない。
[漢名] 賓蓋草。
-牧野植物図鑑- |
早春の畦道や公園などでみられる、赤紫色の花をつけ群生しています。ハスの花の上に鎮座する仏様に似ているので、仏の座という名前がついた。葉の着き方が二段三段になっているので、三界草(さんがいぐさ)とも言います。野生の小さな花々に目を止め、春の訪れを楽しみましょう。 (ま)
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